内容説明
ハスカップはうす茶色の猫。寝ているのが大好き。ある日夢で見たピンクの壁…。「その場所こそ、私がどうしてもいかなきゃならない場所なんだわ」それがモンテロッソのピンクの壁。ハスカップの旅のはじまりはじまり。ちょっと愛らしくて、不思議で、ナンセンスな物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
26
☆☆☆ モンテロッソはイタリアの美しい街。ピンクの壁に憧れてやまない猫のハスカップが何とも飄々としている。2016/04/10
小夜風
24
【図書館】同じ題名の文庫本を読みたい本に登録しているのですが、絵本を見つけたので読んでみました♪どうしてもモンテロッソのピンクの壁にいかなくちゃ。という猫のハスカップ。年とったご婦人とお別れして、モンテロッソを目指します。何か知らないけど凄い大冒険♪面白かったです。文庫本の方は頁数が多いので、もっと長いお話になってるのかな?そちらも読んでみたいです。2014/05/09
Amy
24
猫はただ寝ているだけでない。うす茶色の猫、ハスカップが見る夢。ある場所の風景。ああ、いかなくっちゃ!そこに。なぜだかわからないけど。・・・そうか、猫ちゃんたちは夢で呼ばれるのか・・・。2014/01/06
mntmt
23
再読。ある雑誌に江國香織さんが自伝的なお話と書かれていて、気になって。江國香織さんにも行かなくちゃと思うような場所があったのでしょうか。2016/10/03
ツキノ
20
1992年12月発行。『ホントのコイズミさん』で「まだ20代のころに書いた自伝的なものということで読んでみる。ねこのハスカップが夢に出てきたモンテロッソのピンクの壁を「私がどうしても行かなきゃいけない場所」と思い、そこに行きつくまで。絵本にしては長めのおはなし。荒井良二さんの絵がぴったり。【16-CP308】2023/03/01