出版社内容情報
シカゴ美術館には、実物の12分の1の大きさの、完ぺきなミニチュアルームがある・・・。シリーズいよいよ完結!
シカゴ美術館には、実物の12分の1の大きさの、完ぺきなミニチュアルームがある。そこに入ることができる魔法の鍵を見つけたルーシーとジャックは、自分たちに危険をおよぼしかねない鍵を手ばなす決心をするが……。シリーズいよいよ完結!
【著者紹介】
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内容説明
アメリカのシカゴ美術館には、実物の12分の1の大きさで作られた、本物そっくりのミニチュアルームがある。そこに入ることができる魔法の鍵を見つけたルーシーとジャックは、自分たちに危険をおよぼしかねない鍵を手ばなす決心をするが…。実際の展示を舞台にした冒険ファンタジー、いよいよ完結!小学校高学年から。
著者等紹介
マローン,マリアン[マローン,マリアン] [Malone,Marianne]
米国生まれ。イリノイ大学卒。アーティスト、美術教師。3人の子どもを持ち、長女が中学校へ入学した際に、長女の親友の母親と共同で女子中学校を創立した。現在は夫と愛犬とともにイリノイ州アーバナに住んでいる。『12分の1の冒険』がデビュー作
橋本恵[ハシモトメグミ]
東京生まれ。東京大学教養学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
80
魔法の法則をひとつひとつ解き明かしてきたルーシーとジャック。ついにソーン夫人と接触し、物語にピリオドが打たれる。ソーン・ミニチュアルームからこの物語が生まれたのはきっと必然。巻頭写真を見るだけでも、魔法としか思えない素晴らしさだ。ネットで他の部屋も見てみたが、どれも窓の向こうに本当の街が広がっているように思えてならない。いつかシカゴ美術館へ行ってみたいな。2019/05/21
izw
14
12分の1の冒険、シカゴ美術館のソーン・ミニチュアルームは過去につながる入口、魔法の鍵で小さくなって過去に行ける女の子がいる、という設定で、いくつもの冒険が生まれてきましたが、今回で完結です。「小さくなる」という魔法にはいくつもも規則があり、規則に従って発生する現象を見つけつつ、物語が進んできましたが、だんだん複雑になりこんがらがりそうになりますが、それなりに合理的に動く世界が構成されていました。巻頭にミニチュアルームの写真が美しく魅力的です。ここから様々なイマジネーションが出てくるのも納得できます。2016/06/04
泉ちゃんの塩
5
作られたのが案外新しい話でインターネットで検索して人探しするのは「へぇ!」と思ってしまった。ジャックの「スッゲー!」は英語で何て言うのか気になった。時代時代で通じない言葉があるのは興味深い。美しいミニチュアルームの写真を見ながら、こんな冒険を一緒に目撃した気分にさせてくれてありがとうとお礼を言いたい話だった。2019/01/20
まさ公
3
楽しいことばかりではないこともよく描かれていてハラハラした。 この誘惑にあらがうのは難しい・・2016/05/29
kaolu
2
今回で完結だとは…。読み終わった後は寂しくもあるけれど、満ち足りた気持ちのほうが大きい。ルーシーとジャックと一緒に体験した魔法の時間はずっとわすれない。2016/05/31