内容説明
あーあ、この一週間、ほんと、ついてない。月曜日には、校長室に行かされるし、火曜日には、マーガレットのお母さんにおこられた。水曜日には、またまた校長室に行かされるし、木曜日には、マーガレットとけんかしちゃうし、金曜日には、じたいはどんどん悪くなっていっちゃって、土曜日には、ママにまでおこられた!そして、日曜日…。元気いっぱいでがんばりやの女の子、クレメンタインがかつやくする、楽しい物語。
著者等紹介
ペニーパッカー,サラ[ペニーパッカー,サラ][Pennypacker,Sara]
作家になる前は、画家として絵も描いていた。アメリカ・マサチューセッツ州ケープコッドの海の近くに住んでいる
フレイジー,マーラ[フレイジー,マーラ][Frazee,Marla]
アメリカ・カリフォルニア州パサデナに住み、裏庭のアボカドの木の下に建てた小屋で仕事をしている。これまでに十数作の絵本を発表し、2002年には“Mrs.Biddlebox”でゴールデンカイト賞(絵本・絵部門)を受賞した
前沢明枝[マエザワアキエ]
東京都・青梅市に住み、英米の絵本・児童書を紹介することに集中している。大学で教えること、猫と遊ぶことにも集中している。訳書に『家出の日』(産経児童出版文化賞入賞)、『ぼく、カギをのんじゃった!』(以上、徳間書店)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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読生
1
https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/45935345182022/10/17
Noe
1
これ、かなりの隠れた名作。2012/11/15
とんとん
0
すごくおもしろい。子どもにとって、したいこと、言いたいことはいつも脈絡もなく突拍子もなく発生する(浮かんでくる)ものだけど、その唐突さがそのまま描かれているからクレメンタインがとてもリアルで、とても子どもらしくて、とてもいとおしい。「あたたかく見守る」だけじゃないお父さんとお母さんもいいなあ。『エマ・ジーン・ラザルス、木から落ちる』を思い出した。どっちもかなりの名作。長く読まれますように。2014/05/24
公
0
よかれと思って行動したことが、大人の目から見たら「なんでこんなこと?!!」なんて、あぁ、よくある話ですよね。でも、そういうところも含めて向き合ってくれるクレメンタインの両親がとても素敵で、いつか自分もこんな親になりたいものだと考えている次第であります。2009/02/09