内容説明
アントニオ・ガウディ―。スペイン、バルセロナには、代表作のサグラダ・ファミリア教会を中心に彼の傑作建築がひしめいているが、それらはある種の“生命の躍動”をもって、私達に迫ってくる。カタルーニャの大地が生みだした力が、そこには働いているのだろうか?形体、素材、質感―、そして文化背景とさまざまな角度からガウディの作品に迫る。
目次
ガウディ建築入門
ガウディ建築傑作選
ディテールと工芸
ガウディ、カタルーニャ、カタルーニャ語
ガウディの造形世界
スペイン
鐘学的なる建築ガウディのデザインとリズム
ガウディ年譜
「アントニオ・ガウディ」?「アントニ・ガウディ」?―カタルーニャ語の表記について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
365
サグラダ・ファミリアが空前絶後の傑作であることは言うまでもないが、カサ・バトリョやカサ・ミラといった個人住宅にも、聖堂とはまた違ったガウディを見ることができる。本書は、網羅的にアントニ・ガウディの作品を紹介しており、ハンディながら有用な一書である。初期のカサ・ヴィセンスなどは同時代のムンタネー(カタルニア音楽堂とサン・パウ病院の設計者)との同質性も感じるが、カサ・バトリョからはもはやガウディにしか見られない独自の建築である。それは、まさに、ここにしかない稀有な存在だ。ガウディ巡礼にバルセロナに行きたい。2018/12/11
takao
1
有機的曲線2016/11/19
はんねす
1
今までカタルーニャについて何も知らなかった。サグラダ・ファミリア教会の鐘の音が聞いてみたい。2009/03/17
ロバーツ
0
ガウディ展の予習。2023/09/18