内容説明
十六歳の短い〈生〉しか与えられなかったアンネ・フランク…。けれども、その短い生涯の中で、アンネは、女性として、作家として、めざましい成長を示していた。完全版日記をもとに、アンネの〈等身大〉の肖像を描く、最新のアンネの伝記。
目次
1 解放
2 日記
3 作家アンネ・フランク
4 フランク家の歴史
5 オランダとユダヤ人
6 潜伏まで
7 隠れ家
8 フランク夫妻
9 ファン・ペルス夫妻
10 プフェファー氏
11 マルゴ
12 ペーター
13 支援者たち
14 隠れ家と外の世界
15 潜伏期のアンネの成長
16 自己との闘い
17 逮捕そして強制移送
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひらちゃん
52
新たなアンネを再発見する書である。等身大のアンネと隠れ家に住む8人の生活、確執。少女から大人へ。いきなり終わる日記。私達はアンネの生涯をそこで終わらせてしまいたくなる。だが、この後がアンネの最も過酷な運命が待っているのである。「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目になる」アンネが特別な少女でなく、同じ運命に苦しんだ大勢のひとりだと忘れてはならない。2017/08/20
松本
1
かなり時間かかったけど読み終えた。アンネの日記同様素晴らしい本だった。 ベルゲンベルゼンに収容されて骨と皮になったアンネとマルゴー。 最後に涙した。2015/06/23
にしき よう
1
子ども向けのアンネ・フランクの伝記かと思いきや、立派な『アンネの日記』の解説書でした。 当時の時代背景や隠れ家生活に係わった人々の紹介など、知っておくとより理解が深まる解説だけでなく、プレスラーの考察もおもしろい。意外な掘り出し物でした。2011/06/13
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- 和書
- 非暴力の力