目次
北里柴三郎(激動の明治;念願のドイツ留学;破傷風菌の純粋培養に成功;微生物狩りの天才;帰国後の北里)
高峰譲吉(青年の誓い;アメリカへの旅立ち;タカジアスターゼの発見;アドレナリンの研究~そして日本のために)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ipusiron
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1997/7/14読了
ビシャカナ
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明治維新から年月も浅い時代に、国費で留学して最先端の医学をコッホのもとで学び、細菌学者として破傷風の解明など画期的な発見で世界に名を馳せ、さらに日本の予防医療の基礎を築いた北里柴三郎。西洋留学を期に最先端技術の導入、さらに日本古来の産業を組み合わせた実業を目指して、清酒づくりからホルモン学の基礎「アドレナリン」の発見まで、日本とアメリカで活躍した高峰譲吉。日本がいかに世界の科学に追いつこうとした時代だったか、そして功績にも関わらず評価されなかった日本と世界の壁の時代も感じる。2024/09/06