感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
15
コルデットが描いた150年前の作品の邦訳です。ビクトリア朝時代の懐かしい絵が印象的。ユーモアたっぷりの滑稽ばなしですが、コルデットもその後の絵本の世界に名を残すとは思わなかったでしょうね。2023/11/09
花林糖
15
(図書館本)ロンドンの洋服生地屋のジョン・ギルピン。20年目の結婚記念日のお祝いに、妹家族と食事に出かける事に。しかし馬車は満員で乗れずギルピンは友人から馬を借りるが、突然馬が暴れだし暴走。ヴィクトリア時代のロンドン郊外の様子や当時の風俗が、コルデコットの素晴らしい絵で見る事が出来て大満足。この絵本復刊してほしいな。2016/06/08
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
コルデコット賞は知っていても、ご本人の絵本は初めて。ロンドンに住む洋服生地屋さんのジョン・ギルピンさんは、結婚記念日に外食したいと奥さんにせがまれて、友だちに借りた馬に乗ってレストランに向かいます。が、馬が全然言うことを聞かなくて走る!走る!ギルピンさんの帽子も吹っ飛び、カツラも吹っ飛び(笑)無事に家族のもとへ帰れるかしら? 当時はおでかけにカツラが当たり前だったんですものね。笑ってごめんね、ギルピンさん。2022/06/09
みよちゃん
6
このシリーズの他に原書と他の作品も入った原書もあります。コルデコット賞にもこの絵が描かれています。多色刷りで枠を取り払って躍動感を表現したと解説にありました。別の解説には訳文があるので比較すると面白いかもしれません。2016/07/26
ochatomo
5
コールデコット賞のメダル表面図柄はこの絵本から イギリスの「不滅のユーモア・バラッド」を具現化した挿絵が映画のようにワクワクさせる 元本1878年(エドマンド・エヴァンス彫版、ジョージ・ラウトリッジ&サンズ刊行) 1985刊2018/08/09