目次
にしびとはちみつ
やわらかいけもの
ゆうがなあまみず
でんしおんのことり
かさぶたのしたのぴんくのまっさら、またはきまじめな紅茶
可愛い樹形
さんざめく
かかかかかわり だだだだいなし
推しとショボンヌ
ひれふす
うつくしい星図
アイコンをかえたのですね
みだれみが深い
みずをだす
きたいどおりにきえなさい
あかるくひねる
星のクッキー
すごい数の星を背負って飛んできたてんとう虫を信じているよ
やればできるこ
左様ならしかたがありませんねってマーガリン朝の縦横無尽〔ほか〕
著者等紹介
蒼井杏[アオイアン]
2015年未来短歌会に入会。加藤治郎に師事。瀬戸内海のほとりうまれ、ひとみしりな雨女。第6回中城ふみ子賞、第57回短歌研究新人賞次席、2017年未来賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あや
21
私が現結社に加入していちばん最初にあった結社賞の受賞者が蒼井さんだった。まだ岡井隆さんが御存命で、選考会で蒼井さんの個性を褒めていらしたことが忘れられない。瀬戸内海のお近くのお生まれということで親近感。独特の韻律の使い手でいらっしゃる。私は「皿たて」の歌がいちばん好きです。結社賞の受賞作も収録。私もいつか瀬戸内海を短歌に詠みたいと思わせて下さる歌人さんです。あとがきも素敵。2023/11/16
qoop
5
主に前半、ひらがなの多用にどういう意味があるのか、読みながら考えたけれど不思議と引っかかるところなく読み進める。著者の視点が日常から遊離しておらず、耳で聞く言葉の響きを写しているように感じられたからだろうか。/おもたいとあったかいとをかんちがいしたかったんだとつくづく、月夜/さんざめくかいわい わたしはみぎみみによこがみをかけてすずしげでいる/わたしからたちのぼる熱がひかえめにくさい たこ足にあやまりつづける/みんなえらい。えらいよ金魚 ぷかぷかとわたしにできない呼吸で生きて2024/06/28
石ころ
1
うーん。2024/01/19