内容説明
これは、西アフリカのニジェールという国のおはなしです。ある日ペンダは、山のうえのおとうさんに、ミルクをとどけることにしました。砂丘をとおって、お祭をぬけ、川をわたって、キリンのむれをすりぬけて…。さて、頭のうえのミルクを、1てきもこぼさずに、ちゃんととどけられるでしょうか?
著者等紹介
デイヴィーズ,スティーヴン[デイヴィーズ,スティーヴン] [Davies,Stephen]
英国の作家。2001年から西アフリカ・ブルキナファソにある小さな村に妻とたくさんの動物とともに暮らし、ニジェールやマリにも定期的におとずれている。宣教師として地域の人びとの生活の質を向上させるためさまざまな仕事をしつつ、子どもの本を書いている
コー,クリストファー[コー,クリストファー] [Corr,Christopher]
英国のイラストレーター。ロンドンに生まれ、英国王立美術大学で学んだあと、本の表紙やポスター画などの仕事をした
福本友美子[フクモトユミコ]
公立図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、翻訳をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
38
絵本。2014年度課題図書なの読んだ。一生懸命努力するところが健気。ここでは、失敗しても努力することの大切さを教えたいのだろうか?夏休み前に、読み聞かせる予定。2014/06/13
ぼりちゃん
33
西アフリカの絵本です♪ テンポが良いので、ジャンベというアフリカのたいこの音色をBGMにして読んでみました♪ リズムよく読めてノリノリ♪ 絵本らしい鮮やかな色彩も素敵なのです♪ 山の上のおとうさんにミルクをとどけることになったペンダ。1滴もこぼさずに、ちゃんととどけられるでしょうか? 小さな女の子の冒険がユーモアたっぷり、愛情たっぷりに描かれている絵本♪♪ 頭にのせて運ぶ文化、気候や動物に言い伝え……西アフリカの馥郁とした薫りが漂う素敵な読みきかせとなりました♬ 頭に物をのせるチャレンジ中の、5歳11か月2021/02/04
かおりんご
27
読み聞かせ(98) 夏休みの読書感想文にと、読み聞かせました。子供たちは、頭に荷物を載せて運ぶ文化が気になったようです。本当の話?と、しきりに聞いてきました。2014/07/04
shiho♪
25
低図書絵本。鮮やかな明るい色が目に留まります。西アフリカのニジェールという国のお話です。 放牧のため離れて暮らすお父さんにミルクを届ける少女。荷物は何でも頭に乗せるのが風習。子どもにとっては異文化として驚きに感じると思います。 よそ見をせずに、ミルクを溢さないように…。少女の気持ちが読み手にも伝わり、ハラハラ。最後の最後でアクシデントに見舞われますが、お父さんのフォローが愛に溢れてて素晴らしい。親子で読みたい絵本です。2022/01/31
いろ
25
7歳男児,タイトルと表紙絵に興味。不思議さもある元気でカラフルな画風に気持ちが弾む。母(私)はお面とキリンの見開きに惹かれた。各場面は実在種族を描いたとの事,興味深い。何より父親の対応に魅了される。切り分けたマンゴー最後の1切れを「お母さんの?」とすぐに尋ねる娘,いつでも温かい家族の関係を感じ,ほっこり。最後に舞台のアフリカ地図もあり,息子はそこから地図や国旗の絵本に流れ楽しむ^^ ただ,娘が帰る最後の見開き絵を見て,「でも,どこで舟に乗ったの? この絵だと,船に乗らなくてもいいよね?」と息子。確かに!2015/12/29
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- 和書
- 日本の造形折る、包む