出版社内容情報
雑誌に発表されて以降、一度も復刊されることのなかった幻の絵本の単行本。オール3色。2つのエピソードを収録。『ピーナッツ全集』別巻に1色で初訳として収録。そのため、紙の本では一度も一般販売されたことがない。
著者情報
1922年、ミネソタ州生まれ。漫画家。1950年、『ピーナッツ』を連載開始。以来、50年にわたって描きつづけ、史上もっとも多くの読者を持つ新聞漫画となる。2000年、最終回が配信される前日に逝去。
内容説明
うちにはクリスマスの靴下をぶら下げておく暖炉がない!もうすぐサンタが来ちゃう!どうする、チャーリー・ブラウン?1200万人の読者に贈られた、幻の『ピーナッツ』絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
178
『ピーナッツ』(スヌーピー)の復刻新刊クリスマス絵本を見つけたので、読みました。サンタクロースは登場しませんが、ユーモラスで楽しい絵本です。谷川 俊太郎の訳もGOODでした。サイズも値段もクリスマス・プレゼントとして手頃だと思います。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309256924/2022/12/07
buchipanda3
111
クリスマス・カラーに彩られた装幀とコマに思わずほっこり。小ぶりなサイズの本で、各ページは厚みのある紙質のため、手に持ってそれなりにしっくりくる上にどこか可愛らしい感じも。収録は2篇。クリスマスが近づいてきて、チャーリーの周りはみんなそれぞれの意見を主張する。各キャラの個性に思わずクスッと。大人の不思議な習慣をちょっぴり皮肉交じりで語るヴァイオレットが良いね。もう1篇はこれがクリスマスってものだよってスヌーピーに教える話。そういえばクリスマスの意味ってあまり深く考えたことがなかったと気付かされた。2022/12/07
アキ
106
「チャーリー・ブラウンのクリスマスの靴下」スヌーピーのセリフのないシーンが最もシャレが効いている。「クリスマスの物語」聖書のルカによる福音書を引用している。スヌーピーにはどうでもいいこと。作者チャールズ・モンロー・シュルツは、1922年ミネソタ州生まれ、1950年「ピーナッツ」の連載が始まり、1999年末まで約50年間近く、アシスタントもなしでひとりで描き続けた。訳は谷川俊太郎。2020年個人完訳による「完全版ピーナッツ全集」全25巻が完結。これらの作品は、1963年と1968年にそれぞれ発表されたもの。2023/03/26
優希
40
とても楽しいクリスマス絵本でした。クリスマスの靴下から想像する様々なことがチャーリー・ブラウンらしくてほっこりします。クリスマスの意味を考えるショートストーリーもちょっととぼけてるのが可愛くて。スヌーピー好きなので楽しめました。2025/06/02
明るい表通りで🎶
40
谷川俊太郎さんの訳。原文の英語もあり、ためになる。チャーリーも、谷川俊太郎も永遠ダネ。2024/12/17