内容説明
しいんとしているまちあいしつ。ドアがあいて、ひとりはいっていく。みんなじゅんばんにいなくなって…。つぎはぼくのばんだ。だいじょうぶかな?ちょっとしんぱい。ドキドキしながら待っている―。こどもにとっての待合室ってこんなかんじ?ページをめくるのが楽しくなる絵本です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
73
しいんとしているまちあいしつ。ドアがあいて、ひとりはいっていく。… ■お医者さんの順番を待ってる時って、慣れないと ちょっと心細くてドキドキだよね。ちいさい子なら なおさらです。■場面ごとの背景色と、スポットライト?に注目〜☆ みんなのドキドキを代弁してくれる様な、そして安心しちゃう様な、ページをめくるのが楽しくなる絵本でした ( ' ᵕ ' ) (1998年)2018/04/13
KEI
56
読友さんのレビューで知った本。図書館に受け取りに出掛け、先ず驚いたのが本の大きさ。33センチ×44センチ! ドアの前の薄暗い待合室で待つオモチャたちの不安そうな表情。ドアから漏れる光。ドアがあいて… ひとりがでてきた。次第に少なくなる待合室。 さぁぼくの番だ! 元気になったオモチャたちのコトコト、カッタン、カッタン、コロンコロンの擬音がリズミカルで、不安そうなオモチャたちの表情がなんとも言えない。 小2の孫娘は「赤ちゃん向けの本だった」と言いながら3回読んでいましたが(笑)2020/01/31
Kawai Hideki
52
薄暗い待合室に並ぶ壊れたオモチャたち。ドアがあいて、1人づつぎこちなく入って行く。しばらくすると、入っていたオモチャが元気になって出てくる。けれど、列の最後尾で待つ鼻が折れた人形は不安が募る。一人、また一人といなくなって、いよいよ自分の番が。そこで初めて先生の顔が見える。考えてみれば、病院に行ってその日のうちに元気になって帰ってくるという経験はあまりない。たいていは処方箋をもらって様子を見るからだ。最後のページに登場するこの先生はつくづく名医である。2014/04/13
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
48
しいんとしている病院の待合室。椅子にかけている五体のおもちゃ。ドアがあいてひとり、入っていく。カッターン、カッターン……。出てきた。カッタン、カッタン、カッタン、カッタン次々に入っては出てくるおもちゃたち。ぼくの順番が近づいてきた。心細くなってくる。ゴロン、ギギギ……ゴロン、ギギ……。コロン、コロン、コロン、コロン。あいたたたたた……。ラララララーン。ババビョンババビョン……バビョーン。とうとう一人になっちゃった。ドキドキドキドキ。涙がポロリ。怖いよ……。映画をもとにした絵本だそうです。2014/07/26
momogaga
47
【大人こそ絵本を】不安な面々。最近私も、経験したのでよく分かります。ハッピーエンドでよかった。2017/04/03
-
- 和書
- 医療崩壊前夜