感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
77
絵本。詩の絵本。雪深い森の中で立ち止まるそりを引く馬と老人。森の動物たちはこっそり覗いている。老人はそりから木の実や牧草を下ろし、森に置いていく、まるでサンタクロースのプレゼントの様に「ほかにはやさしい風の音 吹きすぎる風の音ばかり 雪の花びたちるばかり」森をぬけて老人は温かい家へと向かう▽雪で真っ白な静かな森は、おおくの動物たちを温かく包むようです。厳しさではなく、優しさを感じる冬の本でした▽原題『Stopping by Wooda on a Snowy Evening』(雪降る宵、森に佇みて)フロスト2022/12/20
yomineko@ヴィタリにゃん
57
ため息がもれるほど美しい表紙🌳そして、白い森も大変感動的。眠りに入る前に行かなければなりません、という言葉が何故か寂しく、哀しい。2024/12/24
花林糖
25
(図書館本) スーザン・ジェファーズの絵がとても美しい絵本。モノクロで描かれた森の雪景色が素晴らしい。(中古入手)2016/02/20
mntmt
23
まじめに質素に生きる人の心。美しい、雪の中の森。2018/02/08
Cinejazz
22
〝この白い森は だれの森...森のあるじは 村にいて 雪に埋もれたこの森を よく見るために立ち止まる 私のことを知りません...やさしい風の音 吹きすさぶ風の音 雪の花びら 森は静かに暮れてゆく 暗く やさしく 影ふかく...わたしは 約束を守るために もういかねばなりません 眠りに入るその前に・・・〟アメリカの近代詩人ロバ-ト・フロスト(1874-1963)の静謐さのなかで息づく冬の森の木霊の精を、S.ジェファ-ズの郷愁を呼ぶ繊細な鉛筆画で描写された、無限の神秘にのみこまれそうな詩集絵本。 2024/01/12
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