感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちえ
39
1897年に描かれたジャンヌ・ダルクの生涯を描いた絵本。作者は肖像画、歴史画家として知られるようになった後、子どものための歴史絵本を手掛け、フランスの絵本の創始者となったという。読友さんの「芸術本」という一言に図書館の閉架から出してもらった。衣装、甲冑、馬の飾り、壁、床、描き込まれた絵が素晴らしい。布張りに表紙の絵の周辺の意匠、作者、訳者の名前は金という贅沢な絵本。読友さんに感謝。図書館本なのでフィルムカバーがかかっているのが残念。それにしてもジャンヌ・ダルクの生涯は壮絶だわ…。2020/06/13
スプーン
26
芸術本。2020/05/30
がんぞ
6
おそらくは“空前絶後”。百頁未満の最大限の感動「あり得ない」が具象化の大傑作。ジャンヌの使命を《フランス》と《《敬虔》=キリスト教的善良さ》にしぼって進行‥。最初の戦闘のあと(降伏勧告をしたうえでの戦闘だが)「こんなに人が死ぬなんて‥」と泣き崩れる彼女‥「武器を手にしたことはなく、兵は軍旗に勇気づけられた」。戦略的にも王太子の戴冠を優先したのは「大正解」だった。彼女のあまりの大戦果にとまどって、パリ攻略を躊躇ったことが二十年の渋滞をもたらした‥。フランスが無ければ、アメリカ独立戦争勝利はなく神の意志は‥2016/05/11
スプーン
4
ジャンヌ・ダルクの話がわかりやすく載っている絵本。絵も装丁も美しく、魅力的な一冊です。ジャンヌの話は1400年代の話で、日本で言うと関ヶ原の200年前(!)。神の声を聞いたジャンヌ。日本だったら『菩薩のお告げを受けた少女』。ものすごい話です。2013/01/06
かりん
2
毎週金曜日に通ってたピアノの先生の家に置いてあった本。飽きずにずっと読んでたのを覚えてる。2024/01/19