白泉社文庫 ブレーメン２ 〈第４巻〉

川原泉（漫画家）

白泉社（2009/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 224p／高さ 15cm
• 商品コード 9784592886914
• NDC分類 726.1
• Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[王蠱]

渡った軌跡が道をつくる。幾つもの星を渡り幾つもの事件を乗り越えてきた「ブレーメンⅡ」の処女航海も遂に最後の目的地へ。そこで待ち受けていた事件はブレーメンを、そして宇宙全体を変えていくきっかけとなり……川原的SF冒険譚、最後まで存分に堪能させてもらった♪人間もブレーメンもAIも火星人も、生き様やあり様は違っても誰もがある一つの悲劇に驚き、悲しみ、怒りそしてそれを変えるために団結し立ち向かい世界を変えて未来を変えていく。出逢いと行動が道となり明るい未来に歩んでいく。彼らの愉快な航海はこれからも続いていく

2016/05/09

[あさひ]

最後、大円満で終了！！ほんわかでせつなく、爽やかでやさしい。それが川原泉だと思うわけです。

2013/07/25

[こまこま]

川原先生の作品を久しぶりに読みました。みんなのほほんとはしているけれど、ちょっとつらい場面が多くて読み終わるまでに時間がかかってしまいました。でもやっぱりいいなぁ…と思います。「空の食欲魔人」を読み返してみようと思います。

2011/04/14

[こまいぬ]

Kindleで。イザナギイザナミあたりまでは読んでたけど、ラストの黒猫くんの話は初読。マンガだからといってしまえばそれまでだけど、愛とか理想とか人情がある。かつては偏見のあった人たちも含めて、よくないことひどいことをきちんと非難できること、協力して困っている存在に手をさしのべようとする姿と今の自分たちの住む世界の差にむねが痛む。お金持ちが商売と社会貢献をちゃんと両立しているところも。おもしろく読みつつ、すてきな未来に向かって世界がよくなるように願わずにはおれない。

2022/07/12

[千木良【comics only】]

それでも何とか 耐えてるよ人間は　馬鹿で根性無しで 怠け者で恩知らずで きみが軽蔑している 人間達は大なり小なり それに耐えている　｜　偏見や先入観を まったく持たない 人間などいないよ 肝心なのは それを自覚 しているか どーかだ　∥　解説はＳＦ作家の野尻抱介さん

2015/09/20