感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naobana2
15
幸せになれてよかった。濃いストーリーを読むと最初のエピローグとかなんでつくったのか!?必要だったのか?などなんでここまで複雑なストーリー作れたのかと、作者の脳内を暴きたくなります。想像力ってすごい。2015/03/22
十六夜(いざよい)
8
花鹿が背負う宿命「ラギネイ王国の第一王位継承者」という事実は様々な影響を及ぼしていった…。立人は、倣家総帥の座を捨て、花鹿とともに生きる選択をする。だがそこには想像を超えた障害が立ちふさがった。2002年3月刊。出てくる人物が美男美女ばかり〜と突っ込みをいれつつも、面白かったぁ。最初から立人が一番良いと思ってたんだよね。 ハッピーエンドで良かった良かった。 花鹿って可愛らしい名前だなぁ。2021/05/13
つったん
7
いよいよ完結。これでもか!とたたみかけられるクライマックスに引き込まれる。 クィンザの忠誠心とその行動を決意した絶望が悲しい。 ルマティに希望を見出しながら他の方法を考えられなかった生真面目さが悲劇。 悪役としての幕引きの見事さと慈悲を与えずにいられなかったルマティの王者としての孤独が胸を打つ。 花鹿から立人への告白シーンはどちらも圧巻。 うんうん、良かったね~。立人。 2013/02/21
カキ@persicape
3
見届けて気づく。架空の国と大企業が舞台な壮大すぎる設定に翻弄されるが、この作品の本質は人を愛するということにつきる。恋愛だけでなく友として子として王として各キャラに愛がある。「人を愛するという事は人生の花」ラストのモノローグの一節がよぎる。だから『花咲ける青少年』なんだ。どうにも腑に落ちなかったタイトルがストンと心に沁みる。私は大人になった今も少女漫画が大好きだ。誰かをひたむきに愛す花咲ける彼らが好きだから。マハティが残した言葉。いつか私も今は眩しい彼らを子供のように眺める日がくるのだろうか?名作だなぁ。2016/09/26
ピョルル
3
いよいよラスト。物語の始まりに登場したマハティとフレドが数十年の時を経て再会する最後が素晴らしい。カールやムスターファは花鹿と両思いにはなれなかったけど、後味は悪くない、上手くまとまったなぁと感心しました2014/08/17