出版社内容情報
パリでの暮らしを始めたジルベールとセルジュ。だが、2人の関係はすさむばかりだった。そして、薬を打たれ阿片の虜になってしまうジルベールだった…!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイアイ
17
ロスマリネに密かに恋していたジュール、卒業後の再会で穏やかな二人を見れて良かった。 社会に出たロスマリネが振り返ってオーギュを少し許してるような発言に涙腺が・・!第3者には分からない複雑過ぎる愛だったオーギュとジルベール。30代になってみるとセルジュがモブのよう。 一番美しい時に死んだ彼は、思い出す者に風のように現れ欲情を狩りたてる永遠の魔性の天使になったのね。▽図書館2016/03/24
ゆあん
12
図書館にて。怒涛の最終巻!そんな終わりかただったなんて!ジルはある意味幸せだけど、残されたセルジュとオーギュはかわいそうに…一生囚われるよね。でもオーギュはそれも幸せか。ジルにはどうやっても普通の幸せは築けないもん。セルジュには幸せになって欲しいけどなぁ。番外編のジュールとロスマリネもよかった。竹宮さんが男女だと当時描かせてもらえなかったから男にしたっていってたけど男女だったらどうだったのだろう?2014/10/14
JUN+
9
【1巻~10巻までのまとめ感想】すごく古い作品でありBLの元祖的存在?の名作。表現はとても文学的で、良くも悪くもセリフが硬い。やりきれない思いが残って不意に涙が溢れたラスト。さかのぼって読み直したくなる反面、繊細すぎてしばらくもういいなって思ってしまう作品だった。2013/09/25
ハルノ
7
漫画でこんなに泣いたのって初めてかもしれません。1巻から泣きそうになったのも初めてでした。いろんな思いが溢れてうまく言葉にできません。ただジルベールは決していい人生を送ったとは言えないけれど、オーギュとセルジュというふたりの人間に1番に愛されて、幸せ者だな、と思いました。魔性の美少年ジルベールの最後はあれでいいのでしょう。多分これから何回も読み返していくうちに感想が変わりそうですけどね……。2010/11/23
bambi_hifumi
6
読むことができてよかった。全巻買ったけど悔いなし。先駆者はやはりひと味もふた味も違う! 途中のセルジュのサイドストーリーで涙が止まらなかった私は、完全にジルベールよりセルジュ派なんだろうなあ。終盤は弱っていく二人を見るのが辛くてページを直視できなかったけれど、希望のあるラストで一安心。安彦良和さんのアニメ、続きが見たかったー。しばらく余韻に浸っていたい。2017/01/15
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