感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
90
これは何なんだろう。人間のお話なのか、猫のお話なのか、おとぎ話なのか…。読んでいると皆目検討がつかなくなる。猫のチビの冒険譚とも言えなくないが、旅をし続ける訳でもない。一つ所に留まる訳でもない。結果があるとか、目的があるとか、そういうのでもないようなのだ。だから混乱するように読んでいる内に境目がなくなる。それが嫌な感じではなくて、心地よいのだ。心地よくて、ここに行くことはできないのかとすら思ってしまう。チビ猫は、綿の国星を探しているけれど…。本当はここがその地ではないのだろうか。2017/01/04
吉田あや
73
夜の始まりとお昼のお別れのパーティーのように、いらっしゃい、いらっしゃいと俄かに活気づく夕暮れの街角。そして始まる猫の時間 ! 月と星と猫の目のキラキラが幻想的で、イタズラに輝く大島さんの描く夜は子供の頃の夜に抱いたわくわく感に似て、甘酸っぱい既視感に襲われる。あぁ、この感覚、覚えがある。と其処此処で掴めそうになる想いの端っこが、また猫のようにスルリと逃げていく。でもその歯痒い想いも愛おしく、その余韻は限りなく甘く、跡形は消えない。ピップ・パップ・ギーはキセキを呼ぶ魔法の言葉。2016/05/13
ばう
65
前に録画していたBSの岩合さんの番組を見ていたら急に読みたくなって。今回登場するのは流れ者のドロボウ猫、血統書付きのマンション猫キャラウェイ、化け猫のタマヤ。どの猫にも哀愁が漂っています。本を閉じた後、しばらく彼らの生き方を色々と考えてしまう、そんな余韻の残る読書時間が持てました。大島弓子さんの世界に自分も入ってしまったような感覚。読み終わってひっつめ三つ編みがこの巻には登場していない事に気付きました。もう出てこないのかしら?トキオとは進展無し?だとしたら少し寂しいなぁ。
チョコ
39
一生懸命に生きることの大切さを猫から学ぶ2025/05/25
ぶんこ
31
少し読んだだけで、疲れてしまいギブアップ。漫画の中の文字が読みづらいのです。こちらのシリーズパスします。2024/08/15
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- 和書
- 児童心理学 (第2版)