内容説明
国を滅ぼされ自害しようとしていた愁を助けたのは、重相という隣国の官僚だった。強く乞われて、愁は王子という身分を隠して彼の妻になった。しかし重相を愛せずに悩む愁の前に、彼の弟、洪陵が現れ心が揺らいでしまう。「俺だったら、兄上のような愛し方はしない」洪陵は、傷ついた愁を重相以上に深く癒し、優しく包み込むのだった。二人はいつしか、いけない恋と知りながら惹かれ合ってしまい…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ayano
2
いけないダメよと言いながら、救ってくれた恩人の弟に惹かれていく受けが非常に自分勝手に思えて好きになれなかった…。まあその恩人も非常に裏表のある、まっとうではあまりない人でしたが。うん、全体的にBLである必然性もなく、突っ込みどころも満載で、読むのが苦痛だった残念な作品。2014/10/10
ゆき
1
すごく微妙… 2011/02/24
ハル
0
5/102012/03/16
樹雨野きんぎょ
0
隣国の官僚の弟×滅亡した国の元王子←攻めの兄。花嫁もの三角関係。細かい点で突っ込み所はあるものの、切ない純愛もの。受けがたおやか。も少し王子としての誇りがあっても…。従順すぎやしないかい。てか、男を正妻って(笑)花嫁ものはまだ修行不足だな〜私。2011/11/29
NK
0
友好国の貴族・兄によって、亡国から助け出された皇子(受)は求められて「嫁」となり、夫の弟(攻)に出会い…という流れ。この時点で兄とはHしてないし、兄はいい人のように思える。だが弟は心も広くいい男(小さい頃の受に求婚しているというエピソードあり)、結果的に弟の方と受は愛し合うようになる。ここで兄の性格が悪いのが露見してしまい話が進むのだが、どうせなら兄をいい人にして突き通した方がよかったように思える。受の国が滅びたのも、兄(の使える王弟)のせいだし。ライバルになるべき兄の使い方がもったいなかった。★★★☆☆2011/06/29