内容説明
美しき男たちの苦界・花降楼。しかし撫菜は仕事が嫌いではなかった。邪険にされて育った撫菜には、客の甘言さえ喜びだったのだ。偶然知り合った氷瑞の冷たい中に垣間見える優しさに惹かれるも、色子の身でそんな感情はもちろんご法度。だが楼主は意外なことを言い出した。「あれは私の縁の者でね。もし、あの男を虜にすることができたら…おまえを自由の身にしてやろう」氷瑞と逢いたい一心で、色子であることを隠し「ゲーム」を受けて立つ撫菜だが…?綺蝶&蜻蛉の番外編も収録の大人気・花降楼シリーズ第七弾。
著者等紹介
鈴木あみ[スズキアミ]
12月28日生まれ。福岡県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花結び
24
読友さんからの借り本!これまた健気な受けでした。なんか小さい頃からの撫菜の親からの言葉とかがほんとに切なくてそれを普通だと思って今まで健気に生きてきたことが辛い。゚(PД`q*)゚。これから今までの分も幸せになって欲しい‼楼主はほんとに謎だらけの人だなぁ。これから何か分かってくるのかな?2015/08/11
チョコ大福
20
【ミツキさん♪】楼主の縁の者×傾城。明るいというか、天然というか、可愛いというか、今までの傾城とは違う感じ。でも健気さの中にかわいらしさがあって不思議な魅力があるな〜身請け先でも凄く可愛がられそう。今回は楼主の過去がわかりました。一癖も二癖もありそうです。楼主の話を読んでみたいかも。2013/02/13
和夜
18
花降楼シリーズ7作目。真面目×天然というより天然×天然。撫菜が少し頭弱いけど一生懸命でかわいかったです。健気な子ってすごく好きです。まさかここで楼主が出てくるとは思いませんでした。今後楼主のことも掘り下げていくのかな?毛糸のパンツ履いた蜻蛉かわいい。2020/05/01
りんご☆
16
読了2017/05/17
なみ
15
電子にて☆シリーズ7。健気ななずな、かわいいけど不憫。この先いろんな常識とか身につくといいな…そんな後日談も欲しかったかも。2017/04/17