内容説明
人買い商人に騙された挙句、いまやミゲルは、奴隷市で売られんとしていた。少年を競り落としたのは海賊船の船長。彼は、船員達の欲望の捌け口と雑役夫をかねられる利発な美少年を捜していたのだ。だが、その夜、毒殺を企む貴婦人と海賊の話を盗み聞いてしまったことで、はからずもミゲルは、ある陰謀に巻き込まれてゆく。やがてオットー公爵に救出されたミゲルだったが、待ち受ける公爵の古城には、麗人エメロードがいた。誰も愛さない、愛せない、冷酷な貴公子が美貌の陰に潜ませる悪意。少年にみたび試練が襲い掛かる！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フキノトウ
20
思惑を秘めた美しき伯爵エメロード。過去をもう少し描いてくれたら、気持ちが添えたかも。妙に淡々とした印象を受けた。2020/04/02
まふぃん
8
山藍さんは、BLというよりはJUNEの世界ですね。私的には軽いけど、白が楽しく読めました♪2014/09/15
cikorin06
6
図。同じ名前の別キャラ。黒は山藍さんらしい話。一方、白エメが姫で天然、楽しく読了。2018/01/31
しば
5
前半のお話、もう少し続きがあると良かった。さあ、ここからどう料理してくれよう、という所で終わってしまったようで。そこからは想像しろ、ということか？後半のお話、天然でかわいかった。2014/03/25
三世子
4
山藍先生は私にとって神ですから、読めるだけデありがたいです。2014/04/23
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