内容説明
「好きな人の役に立ちたい―二度と会えなくても」極貧の底で震えていた紫音は、裕福な男爵家の次男、重巳に拾われ、何不自由なく育てられる。やがて紫音は重巳に寵愛されるようになるが、窮地に陥った重巳を救おうと無邪気な嘘をついた結果、離ればなれになってしまう。二度と会えないはずだった二人だが、六年後、思わぬ場所で再び巡りあう。かつての嘘の罰のように荒々しく奪われ囚われた紫音は、変貌した重巳の態度を哀しむが、愛しさは募って…。心が凍った貴公子×淫らで純粋な高級男娼。届かなくても貫き通す、一途で無垢な恋心の行方は。
著者等紹介
柊平ハルモ[クイビラハルモ]
愛知県出身。8月20日生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雪助
1
受けが男娼をしている自覚とか、罪悪感とか、葛藤とか…そういうのがあまりないので、なんか、最初はとんとんと読めちゃって物足りない感じがしました。でも、その純粋無垢なところも、全部攻めの育て方のせい(苦笑)ということは…攻めの自業自得なのか?(笑) でも、一途に攻めのことが好きな受けは見てて可愛かったというかいじらしいというか^^* そりゃ、攻めからしてみれば、まあ、受けの言葉だけ聞いてたら、誤解するのも仕方ない感じだよね。。。最後の方は、ちょっと胸キュンでした///一途な受けはホントに可愛いと思う!!2010/07/20
ayano
0
受けに貞操観念やら葛藤やらが全くないので、常識的なものの見方をしている攻めは受けのことを理解できない。だから誤解して憎んでしまったんだろうなあ。でもこれ、育て方を間違ったんだから、自業自得では(笑)。読んでいるこちらは二人の心情がわかるのですれ違いをじれったく楽しく読めたけど。二人が通じ合ってからのラブが少ない。2012/08/01
もかそら
0
一途な男娼受け。お互いがお互いを思いどんどん歪んでいくという…。受は男娼をしている自覚が無いほど純粋で無知。そりゃ〜攻もぐるぐるなりますわな…。2011/05/06
たま☆
0
屈辱も恥じらいもなく、それゆえに無垢で一途な娼婦。攻めがぐるぐるしちゃうのも、わからなくもない。想像の範疇を超えて愛されちゃってるんだものね…。2010/02/28
まひろ
0
何かパンチが足りない2008/05/21
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