内容説明
江戸初期、幕府の基礎を築いた名老中と言われた阿部忠秋。彼が育てた数多くの孤児の中の二人―柳之介と秋太。二人は反発しあいながらも力を合わせ、柳之介は鍛え上げた剣術、秋太は明晰な頭脳で、様々な困難に立ち向かう。「誇り高き心」と「幽玄なる智」―異なる才を持ち、強き絆で結ばれた二人の若き男達の物語。文庫書き下ろし。
著者等紹介
子安秀明[コヤスヒデアキ]
1978年7月27日生まれ、群馬県出身。千葉大学文学部史学科卒。アニメ・漫画脚本等で主に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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agiagi
2
舞台は江戸初期。孤児として育ち元服をひかえた柳之助と秋太。真面目で、優等生の柳之助は剣で…危なげな生き方をしている秋太は頭脳で…困難に立ち向かう。よくあるベタな話ではあるが、悪くはなかった。2015/06/10
へへろ~本舗
2
時代小説バディ物。「百合若」で椿説弓張月を思い出してしまった。全然関係ないけど。2014/11/22
つめ
1
こころここにあらずのまま長屋に戻った柳之介〜…ん?屋敷では?これは序編という感じなのでこの後が気になる。いつ飛べるのか。2017/11/07
ひびき
0
これ、続くんですよね?大人になりかけの二人の少年が、己の生まれや境遇に抗いつつ、最後にはこれから自分が進むべき道を見つけるまでの話。今後、この二人がどのような道を歩むのか気になります。2015/01/28