内容説明
「つみきのいえ」を出て、彼は旅を続けた。これは道々で見つけた、物語の種のコレクション。
目次
帰り道
グラタン
てぶくろ
餅
コーヒー・タイム
白黒
遅い朝
隣人
自警団
夜桜
窓ぎわ
雨の日
遠足
晩夏
朝礼
逃避行
見えないウサギ
台風
湯豆腐
出発
冬
元犬
あくび
夕刻
声
囁き
著者等紹介
加藤久仁生[カトウクニオ]
1977年、鹿児島生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後、2001年(株)ロボットに入社。アニメーション作家を集めた同社アニメーションスタジオCAGEに所属し、様々な作品を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優花 🍯モグモグ
42
とても独特。この不思議な世界観をいつまでも味わっていたい絵本でした。2016/05/12
けんとまん1007
30
何とも言えない味わいがある。あとがき・・・余韻を楽しむとでも言えばいいのかなあ~。それだけを集めると、こうなる。これはこれで、楽しめるし、何ともノスタルジーを感じてしまうのでは何故だろう?絵だけでも楽しめるし、文章(詩といったほうがピッタリか)もまた楽しい。絵だけのところもいいなあ~。読み人の想像を掻き立てるような本かもしれない。2014/04/24
ののはな
18
書店で。『つみきのいえ』の作者がこんどはちょっと懐かし系の作品を書かれている。余白が多くて、半生振り返りモード?かと思ったらなんだ~まだ若いひとじゃないですか。(年下だよというのはおいておいて)昭和風のなつかしいものが満載、だから昭和がなつかしいひとにはなつかしく、知らないひとには余白が多すぎて新鮮?でも好き。「あとがき」の次には何がくるのだろう?2012/02/02
海(カイ)
17
この本は、2009年11月号〜2011年12月号のMOEに連載された『あとがき』に書き下ろしを加え、再構成したものです。 MOEを毎月読むようになって、1年とちょっと。 加藤久仁生さんの『あとがき』好きなんです。 この本は、まだMOEを読んでいない頃のものなので、楽しく読みました。 私の知ってるMOEの『あとがき』は、言葉がなくて、絵から想像しながら読むのが好きだったんだけど、これは、言葉が多いです。2014/04/07
葉鳥
17
発売当初から探していたものをようやく発見。2年越しです。想像力をフルに使えて楽しかったです。「つみきのいえ」とはまた違った雰囲気で新鮮でした。「てぶくろ」「夜桜」「窓ぎわ」が共感できて好き。あたたかみのある絵だけでももちろん楽しめるけど、そこに添えられた言葉の素敵さといったら。2014/01/27