内容説明
アカデミー賞を受賞した原作アニメーションとともに、日本中を魅了した絵本「つみきのいえ」。日本絵本賞受賞の詩人アーサー・ビナードが、それを英訳し、今、世界に発信します。声に出して心地いい英語、読み比べて楽しい英語。新しい「つみきのいえ」“Once upon a Home upon a Home”です。初掲載イラスト+オリジナル日本語原文収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
47
これは、世界的に有名(?)なショートフィルムの作品から作られた絵本バージョンらしい。加藤久仁生さんのイラストが海中の場面でも冷たさや暗さがなく、つみきのように重ね上げていった家にロマンを感じた。原題は『Once upon a Home upon a Home』。Houseではなく、Homeとあるのもうなずける。いい話だった。イラストが外国風なのも良かった。家・・・。2021/09/16
tera。
9
【みんなで絵本。 夏休みスペシャル だい3だん 参加中】 積木のように思い出が積み重なっている家に住み続けるおじいさん。家の思い出は家族の思い出。毎日は思い出さないけれど、決して忘れる事のない大切な思い出と共に静かに暮らしていくのだろう。2013/08/17
Yuko
6
Once upon a Home upon a Home translated by Arthur Binard アーサー・ビナードさんの英訳にうっとり。 つみきのように積みあがった家と過去の記憶。 長女が途中まで頑張って読んでいました。 日本語と読み比べるのも楽しい。 日本語版にはない最後の挿絵がまたなんともいえず微笑ましい。 2019/02/24
おもち
5
「つみきのいえ」の英語版だそうです。家の絵本といえばVirginia BurtonさんのThe little houseという絵本が好きです。周りが激変するなか「小さいおうち」が変わらず同じ姿で在り続けるところによさがあったのですがこのお話は家の方は環境に合わせて変わって行きます。あんなことやこんなこと、家族の思い出がいっぱい詰まった家。今では地層のように積み重なった「つみきのいえ」に。変化を恐れず柔軟に生きる、でも、本当に大事な部分は壊さず大切に守って生きていく。おじいさんのそういう姿勢に好感を抱いた。2011/04/29
於莵丸@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
3
英語訳も捨てがたい!!2011/09/19