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出版社内容情報
烙印の宿命から逃れ、妖精島で穏やかな日々を過ごすガッツとキャスカ。
しかし、黒髪の少年が、その無垢な姿を変えた時、束の間の平穏は崩壊する。
絶叫するキャスカ!
大剣を振るうガッツ!
再会する災厄、対峙する絶望。
溢れ出た闇は全てを飲み込み、押し寄せる!!
2023年9月刊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
70
作者急逝によって、親友の森亘二さんとアシスタント達の手によって続編が描かれた、ブラックファンタジーの傑作。グリフィスが顕れ、せっかく我を取り戻したキャスカを奪われてしまい、ガッツは茫然自失となってしまう。絵は違和感を感じさせない。★★★★☆2023/09/29
眠る山猫屋
59
表紙が違うんじゃが(笑)妖精郷の崩壊、せっかく仲良くなれた半人魚イスマとも呆気ないお別れ。さらに顕現したグリフィスにキャスカを拐われ、ガッツの剣はとどかない。ようやく見えた希望の、完璧なまでの粉砕。どこまで叩き落とされるんだこの主人公は・・・。さらに妖精島を脱出した一行を急襲するクシャーンの兵団。頼みのシールケは意識を飛ばしたまんまだし。三浦先生の始めた物語の行く先は、まだまだ未明。2023/10/01
こも 旧柏バカ一代
49
キャスカがグリフィスに誘拐されて、剣を振って追い返そうとしたガッツの剣は全く通用しなかった。それに絶望して心が折れてしまったガッツは船倉の中に閉じ籠る。1人、苦悩と向き合うガッツに鎧の狗が力を与えようかと誘惑する。それを拒絶したガッツは、、そんな時に、東の連中が船を占拠する。一方、グリフィスに誘拐されたキャスカは、記憶を改竄されお嬢様と持て囃される。暖かいご飯に、寝床。自身を甲斐甲斐しく世話するメイド達。そんな彼女の内面はこの場から逃げようとして苦しんでいるが、、彼女は気が付かない。グリフィス何がしたい?2023/09/30
たまきら
32
ここからは三浦さんを愛した人たちの手で紡がれていくベルセルクです。読みながら、この作品には納得できないことが多くあるけれど、不器用な人が懸命に作り出した孤独な男の人生の根底にある友情を思いました。後書きにしんみり。2024/02/04
DAIKI@ゆっくり読書中
28
亡き三浦先生からこれからの展開を聞いていた森先生が監修に就き、お弟子さん達が存続させてくれたベルセルク。訃報を聞かずに42巻を読んだら、多分気づかない位の画力ではないかと(偉そうにすみません)。言われてみれば、少し違和感あるかな……という気もするけれど、ストーリーに引き込まれる内に気にならなくなりました。キャスカの心の回復が出来たのも束の間、ガッツと会話するも蝕の記憶が蘇り、2人は触れ合う事も叶わず。その上グリフィスまでもが妖精島に。やっと1つ取り戻したかと思えば、また多くの物を無惨にも奪われるのか……。2023/10/09
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