内容説明
この一冊で難解な中国近現代史を大づかみ！１９世紀半ばから現在まで中国人はどのように歩んできたのか。近現代史の流れを豊富な図版とともに平易に解説。国家レベルの政治だけでなく、社会の変化や人びとの暮らしや、従来あまり触れられてこなかったジェンダーにも焦点を当て、新たな視点を提供する。事件や話題、文化にまつわるトピックや重要人物を取り上げたコラムのほか、ミニコラム「この人」や参考文献を収載した入門的概説書。
目次
広大な地域、多様な民族
近代世界と中国
清朝の動揺と変容
辛亥革命と立憲共和制
中華民国北京政府―袁世凱の時代
中華民国北京政府―ポスト袁世凱の時代
北京政府下の民族運動
国民革命の展開と南京国民政府の成立
中国の統一化と経済発展
満洲事変と中国
抗日運動の発展と中国政治の変化
日本の侵略と中国の戦時体制
戦争の長期化とアジア太平洋戦争
中国共産党と抗日根拠地
「満洲」と日本占領地区
植民地台湾と香港・マカオ
抗戦勝利と再建の課題
東北問題と国共内戦
中華人民共和国の成立
朝鮮戦争と社会主義改造
中ソ関係の変化と大躍進運動
調整政策から文化大革命へコ
毛沢東時代の社会と暮らし
改革開放の展開と天安門事件
冷戦の終結と経済成長
周辺と周縁―台湾・香港・民族自治区
習近平時代の中国と世界
日中関係の軌跡
著者等紹介
泉谷陽子［イズタニヨウコ］
１９６８年岡山生まれ。フェリス女学院大学教授。研究テーマは毛沢東時代の政治運動と社会の変化
井上久士［イノウエヒサシ］
１９５０年東京生まれ。駿河台大学名誉教授、日中友好協会会長。研究テーマは抗日戦争時期の中国の政治と社会を中心とする中国近現代史
水羽信男［ミズハノブオ］
１９６０年広島生まれ。広島大学名誉教授。研究テーマはリベラリズム思潮を中心とする中国近現代政治思想史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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