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出版社内容情報
劇場アニメ2025年12月5日公開!
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』スピンオフ!!
昭和22年5月、日本兵が去ったペリリュー島で、島田は戦いの日々を自らに問う『どうして』、平成9年、田丸の息子・耕助の七回忌で、残された家族は、ままならない感情を分かち合う『なんだか僕は怒っている』、平成14年、田丸夫妻の過ごしてきた時間を穏やかに振り返る『田丸と光子2』、遡ること昭和18年、徴兵検査に合格し、故郷を離れることになった吉敷が母と妹と交わした約束『召集』。
さらに戦後70周年に発表された本作のプロトタイプ読切『ペリリュー玉砕のあと』も収録。
――戦争の時代と今を繋ぐ命の物語、完結。
2025年7月刊
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aisu
17
外伝も含めてシリーズ完結だそうです。この巻は結構気持ちが揺さぶられました。どのシーンの何にどうってうまく書けないんだけど。戦後の話もプロトタイプも。2025/08/03
ふじ
17
これで完全に完結かぁ。吉敷くんの話が多め。でも1番きたのは残された田丸くんと妹の話かなぁ。島田少尉も辛いよね。売上的に?ここで区切りのようで残念。映画を楽しみに待つけれど、戦争ものゆえ夏公開の方が宣伝しやすかったりはしないのだろうか。ヤングアニマルwebでコツコツ無料で読めるようなので、ぜひ多くの人に読んで欲しいマンガ。2025/08/02
みやしん
11
戦争を経て戦後を生き、そして老いて死が待っている。平和な時代からなら好きなことがいくらでも言え、徴兵問題も様々な角度での考え方もあろうが、始めは限定的だった採用基準がどんどん緩く手当たり次第になっていった事実は、ジリ貧の裏付けだと思わざるを得ない。2025/08/08
ムーミン2号
10
最終巻。田丸くん、光子さんの老後まで描かれている。吉敷くんが二人に大きく関わっているのはよくわかるし、それ以上に、作者が吉敷くんを意識してこのマンガを完成させたように感じたのは、最後に置かれている本編より先に描かれた描き下ろし読切「ペリリュー玉砕のあと」のため、余計にそう思ったのかもしれない。もう、何をかいわんやの作品で、各家に一セットずつ置いていてほしいほどだ。12月にはアニメ映画として公開されるという。アニメで何がどう描かれるのかはわからないが、画の雰囲気は残してほしい。2025/08/03
Tkc Knk
9
【☆☆☆☆☆】【最終巻】【2025年】【人類の遺産】 世界では、未だに争いが絶えないが、こうした作品の積み重ねが、やがて世界を善いものにする。作者、編集者をはじめ、この本を世に出して下すった方々は、本当に偉大な仕事を遂げられたと、感謝にたえない。2025/08/14