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出版社内容情報
新人王となった零は多くの期待を受け宗谷名人との記念対局に臨むが、宗谷の重大な秘密を知り…。一方、島田八段は棋匠戦で初タイトルをかけ柳原棋匠と死闘を演じる。お互いのすべてを出し尽くした勝負の行方は…? 「託される想い」その重さを読者の方に問いかけます。 2012年12月刊。
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- 評価
椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりのくまお
316
【再読】将棋中心に話が広がっていく巻でした。表紙が柳原棋匠とは随分と濃いです。宗谷名人と零の記念対局は「もしもしあなたは誰ですか?」と挨拶程度に終ってしまいましたが、次に巡ってくる対局へ楽しみを残したように思えました。二人よりも棋匠戦での柳原棋匠の濃厚な人物描写が印象的でした。重いたすきを引きづり焼け野っぱらで焼かれながらも、焼かれた身体の熱さでしぶとい指し口を見せる柳原棋匠は永世の称号を取ってもこれからも濃い存在であり続けそうです。島田さん応援してましたが、また勝ちあがってタイトルに挑戦してほしいです。2013/10/22
エンブレムT
307
描かれているのは、棋士の世界。勝つか負けるか、そのどちらかしか無い世界。対峙する者によって、背負う物によって、全く違ったモノが見えてくる世界。・・・描かれているのは、ゆったりと流れる幸せな時間。トロットロの角煮と甘辛いタレでしみしみになっている半熟たまごを頬張る幸せ。一緒に笑顔で過ごす、夏祭りの夜の幸せ。・・・記念対局の白い静けさに胸を衝かれ、棋匠戦の焼野ヶ原に呼吸を乱し、声にならない叫びをあげ続けた後にくる、川本家のもつ真っ当さに救われました。この巻も、読めて良かったと思える1冊でした。2013/03/14
抹茶モナカ
282
新人王になった桐山零君は宗谷名人と記念対局。そのスケジュールの中で、宗谷名人の秘密を知る。柳原棋匠に託された多くのたすき。ベテランが戦い続ける意味を、圧倒的に描く。芸術している第8巻。2014/03/15
mitei
280
宗谷名人の謎が判明。まぁ普通そうだろうな。島田八段惜しいな。柳原棋匠にあと一歩で本気出された感じ。そんな中桐山はどう成長するのか気になる。どうしても歳取るとしがらみって増えるなぁ。あと半熟玉子試してみたい。2018/07/09
まりもん
204
島田さんの対局はポスターも地味になってしまうんだね。でも今回二海堂の復活が嬉しかった。2012/12/15