最果てキッチン

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  • サイズ 46判/ページ数 276p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591189283
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

料理人としてフレンチレストランを開業する間近で、妻を失った青年・田所圭介。
失意に沈むなか彼が見つけたのは、妻の残した鍵のかかった小箱と、意味深な写真だった。
鍵の在り処を求めて、写真が撮影された地・九州を訪れた圭介は、
道の駅で車中泊をしながら各地を巡り、さまざな人たちと触れ合うことに。

旅動画を撮るため全国を巡るユーチューバー、
飼い犬と共に車上で生活する老夫婦、
移住に失敗し、キャンピングカーを住まいにした家族……。

それぞれの事情を抱えながらもたくましく生きる人々の助けになりたいと
料理を振る舞ううちに、圭介は自分自身の心とも向き合うようになる。
そして、旅を続けるうちに妻の目的も見えてきて――。

開放的な宮崎の空気と、新鮮な地の食材を使ったあたたかな料理。
旅とおいしいものに触れ、ひとりの人間が再生していく過程を描いた
落涙必至のヒューマンドラマ!


■著者プロフィール
高山環(たかやま・かん)
『夏のピルグリム』で第12回ポプラ社小説新人賞奨励賞を受賞。『ふたりの余命  余命一年の君と余命二年の僕』(宝島社文庫)でデビュー。


【目次】

内容説明

料理人としてフレンチレストランを開業する間近で、妻を失った青年・田所圭介。失意に沈むなか彼が見つけたのは、妻の残した鍵のかかった小箱と、意味深な写真だった。鍵の在り処を求めて、写真が撮影された地・九州を訪れた圭介は、道の駅で車中泊をしながら各地を巡り、道中では様々な人々と触れ合うことに。開放的な宮崎の空気と、新鮮な地の食材を使ったあたたかな料理。旅とおいしいものに触れ、ひとりの人間が再生していく過程を描いた落涙必至のヒューマンドラマ!

著者等紹介

高山環[タカヤマカン]
『夏のピルグリム』で第12回ポプラ社小説新人賞奨励賞を受賞。『ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕』(宝島社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

53
夢だったフレンチレストランの開業間近に妻を失い失意のなかで見つけたのは妻が遺した鍵のかかった小箱と4枚のモノクロ写真。写真の裏に書かれた「みやざき」の文字を頼りに車で九州・宮崎へとたどり着いた田所圭介。道の駅で車中泊をしながら様々な人と出会い、料理を振る舞う中で妻の死と向き合い圭介自身の出自にも向き合うことに。食と出会いを通した圭介の再生物語。2026/05/14

Karl Heintz Schneider

45
フレンチシェフの圭介は妻の自殺を機に職を辞し彼女の遺した4枚の写真の謎を探るべく宮崎へと旅立つ。車中泊した道の駅で知り合った人たちと交流を深めると同時に振舞った料理に喜んでもらい、かつて封印していた料理の楽しさが蘇る。「うまいものを食べて生きる、生きてまたうまいものを食べる、その環を止めずに回し続けることこそが命だ。」「いくらよい食材があっても料理する人間がいなければ食べられん。あんたも命の環を回していたんだよ。」命の環、第二話で老人の放った言葉は圭介の心を激しく揺さぶった。同時に私の心にも鋭く刺さった。2026/05/25

aki

24
妻を事故で亡くした料理人の圭介は、妻の元にあった鍵の掛かった小箱と、"さがして"と書かれた4枚の写真を見つけ、何かのメッセージだと受け取り宮崎へと向かう。道の駅で車中泊をしていく中で、県観光課のスタッフやユーチューバー、老夫婦、キャンピングカー生活の家族、問題を抱える母子たちと出会い、料理人として地元の食材で料理を振るまいながら、妻の死の真相と自らの出自に向き合うことになる。妻の苦悩に気づいてあげる事は出来なかったけど、"最高のシェフは笑顔を作る"という言葉を胸に、周りの人を笑顔にしていけるだろう。2026/04/25

スミレ

14
妻を失くし、料理人であることを諦めた圭介は、彼女が残した写真を手がかりに宮崎へと車を走らせる。 旅先で出会った人々は皆、それぞれの理由があり車中泊をしていた。 再び料理をすることに向き合う圭介。 ラストの妻が残した手紙には涙を流さずにはいられませんでした。 「隈なく生きる」、なんて素敵な言葉なのだろう。 人々が新たな一歩を踏み出す姿に心打たれました。2026/04/16

たなぼう

8
初読み作家さんの図書館本。開放的な宮崎の空気と、新鮮な地の食材を使ったあたたかな料理。旅とおいしいものに触れ、ひとりの人間が再生していく物語。過酷を礎にして、未来を築いていくことの大切さが描かれている。2026/06/03

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