出版社内容情報
徳川家譜代の幕臣の家に生まれた小栗忠順は、日本が諸外国からの圧力にさらされ、危機的状況にあることを知る。万延元(1860)年、日米修好通商条約批准書交換使節の一員に選ばれてアメリカに渡った忠順は、日本と世界の格差をまのあたりにし、日本の近代化を考える。帰国後、外国奉行となった忠順は対馬に不当に滞泊し続けるロシア軍艦の対処を任されるが……。
「幕府の運命に限りがあるとも、日本の運命には限りがない」――フランスとの借款契約、横須賀製鉄所の建設など、外交や近代化政策に奔走し、のちに「明治の父」とも称された悲劇の天才幕臣の物語。
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