出版社内容情報
幼い日に父が亡くなり、母は都会に出奔、ひとり残された少女・章は、書店を営む祖母に預けられる。そこには同い年のいとこ、萌音がいた。親元から離れて育ったふたりは支え合って暮らしていたが、ある日、章は事故で深い傷を負う。眠り続ける病院のベッドを抜け出した章の魂は、永遠を生きる人魚の手によって悲しい記憶が「つくろわれる」不思議な世界にたどりつく。明滅する生命の輝き、遥かな時をつむぐファンタジー。
【目次】
内容説明
幼い日に父が亡くなり、母は都会に出奔、ひとり残された少女・章は、書店を営む祖母に預けられる。そこには同い年のいとこ、萌音がいた。親元から離れて育ったふたりは支え合って暮らしていたが、ある日、章は事故で深い傷を負う。眠り続ける病院のベッドを抜け出した章の魂は、永遠を生きる人魚の手によって悲しい記憶が「つくろわれる」不思議な世界にたどりつく。明滅する生命の輝き、遙かな時をつむぐファンタジー。
著者等紹介
村山早紀[ムラヤマサキ]
1963年長崎県生まれ。『桜風堂ものがたり』(2017年本屋大賞ノミネート)、『百貨の魔法』(2018年本屋大賞ノミネート)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
43
笑顔は淋しさを隠す仮面で、強がりは優しさの裏返し。素直であればあるほど心の矛盾に戸惑う彼女が体感したのは誰も知らない人魚のいる世界。迷える者たちを支える人魚の秘密。幽体離脱という境界線で見る世界はどこまでも甘く、メルヘンだった。高校生の章と従妹で親友の萌音は、家族の事情によって一緒におばあちゃんと暮らしていた。そんなある日、事故で意識不明となった章は病院のベッドに体を残し魂だけが浮遊していることに気が付く。そして始まる孤独を癒す人魚との物語。まだ知らない世界があっていい、魔法を信じられる大人がいてもいい。2026/04/05
ポチ
38
人魚との関わりを通して死ぬこと生きること命って何?と問いかけるようなファンタジー。2026/03/24
ゆっき
28
小さな小さな魔法の物語。地下で暮らす人魚の伝説。章と萌音。ふたりはいとこで親友。章はある夏の日の事故でずっと眠り続けることに。そして出会った「つくろわれる」不思議な世界。帰ってくるのを信じて待ち続ける萌音。正直なところあまり入り込めなくて流し読み。それでもやっぱり読んでしまう村山早紀さんのファンタジーでした。2026/03/13
nyanco
25
大好きな村山早紀さんのファンタジー しかし重く暗い。テーマが死と死後の行方だから。 主人公の女子高生・章は、従妹で大親友の萌音と祖母と町の本屋の二階で仲良く暮らしていた。 ある日、章は自身が幽体離脱していることに気が付く。 彷徨った章は、地下に暮らす人魚と出逢う。行き場を無くした馬や動物たちが人魚の元に訪れる。 章は何故、再生を願わないのか。人魚を一人にさせたくない、自分なんかが生き返る意味があるのか。 →続 2026/03/17
RRR
9
村山さんの最新刊。ファンタジーを全面に出していますが、これがすごく心が癒されるファンタジーなんです。心がぽかぽかと温かくなり、あぁ僕は今幸せを噛み締めている最中。村山さんて目線が優しいファンタジーをお書きになるから、僕は村山さんの著作が愛おしく思います。忙しない日常を送っている現代人のすべてに贈る物語であるーー。2026/03/31




