ポプラ文庫<br> 月の立つ林で

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ポプラ文庫
月の立つ林で

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591186992
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

似ているようでまったく違う、
新しい一日を懸命に生きるあなたへ。

『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』で本屋大賞2位。『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』『人魚が逃げた』で5年連続の本屋大賞ノミネートの著者、最高傑作。


長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家――。

つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。

最後に仕掛けられた驚きの事実と
読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、
心震える傑作小説。


【目次】

内容説明

長年勤めた病院を辞めた元看護師、夢を諦めきれない芸人、家族関係の変化に寂しさが募る二輪自動車整備士、自立を願う女子高生、仕事と家庭のバランスに悩むアクセサリー作家。下を向きがちな毎日の中で、彼らが耳にしたポッドキャスト『ツキない話』。月に関する語りを聴く中で、彼らの心も満ち欠けを繰り返しながら、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく。本屋大賞候補作となり、「読書メーター OF THE YEAR 2023‐2024」2位を獲得した、見えない繋がりが心震わす傑作小説。

著者等紹介

青山美智子[アオヤマミチコ]
1970年生まれ、愛知県出身。デビュー作『木曜日にはココアを』で第1回宮崎本大賞受賞。『猫のお告げは樹の下で』で第13回天竜文学賞受賞。『お探し物は図書室まで』で本屋大賞2位、同作は米『TIME』誌にて「2023年の必読書100冊」に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

みんとあめ

38
下を向きがちな毎日の中で、耳にしたポッドキャスト『ツキない話』。月に関する語りを聴く中で、心も満ち欠けを繰り返しながら、新しくかけがえのない毎日を紡いでいく連作短編。2年ぶりの青山さん、やっぱり大好き。タケトリ・オキナの声に柔らかく包み込まれる感じがして、自らぐちゃぐちゃに絡ませてしまった気持ちを、じんわり解かせてもらえた。どのお話もつい感情移入。『お天道様』『ウミガメ』は涙を堪えられなかった。物事に振り回されず、今いる場所で願い、信じ、行動する。心を閉じるのはもったいないなと思える温かい物語。2025/09/25

エドワード

35
朔ケ崎怜花は看護師としての限界を感じていた。怜花がネットで購入したminaの指輪。制作者の北島睦子と、最終章で再びめぐり会う。怜花の弟・佑樹は神城龍主宰の劇団で活動中。彼は以前、本田重太郎と漫才コンビだった。バイク修理工場で二人がすれ違っているのが面白い。バイク工場の娘の結婚問題。母と娘の感情の葛藤。全ての章に登場するのがタケトリ・オキナのポッドキャストだ。月が全ての人々を明るく照らし、良い方向へ導く様がいい。タケトリ・オキナの正体も話の中にある。ゆるやかに人々がつながり、環=輪が閉じる構成、お見事です。2025/09/21

なつくさ

33
久しぶりの青山さん。日常に疲れて。あなたのがんばりが誰かに繋がっているのだと言ってくれている気がして少し楽になりました。一番好きな月は三日月。鋭く、それでいて柔らかさも併せ持つフォルムが好きだ。夜にはいつでも月が優しく見守っている。顔を出さない新月の時もそれは変わらない。月が立つ。初めて知りました。月の満ち欠けを昔の人はどう思っていたのかな。月に神聖さを感じて祈っていたのだろうか。かぐや姫は元気かな。感想は尽きないけれど、空の上にはいつも月がある。ツキは尽きず頭上に燦然と輝く。だからきっと大丈夫。大丈夫。2025/09/15

てん06

30
ポッドキャストで毎日配信されている「ツキない話」を聞く人たちの姿を描く連作短編集。自分に余裕がない時、周りの人間の優しさに気が付かなくなる。でもそれぞれがあるきっかけで周囲の優しさに気づくようになる。どのお話も最後は光が見えて心が温かくなる。そして、「ツキない話」を配信していたのは…?物語ごとに、誰がどうかかわるのかと読み進めるのが楽しみだった。野口聡一さんによるあとがきも静かで落ち着いていて良かった。2025/09/15

よっち

30
それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』。それを聴いているつまずいてばかりの日常を送る人々の変化を描いた連作短編集。長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。著者さんらしい繋がる人たちの短編集で、上手くいかない時だからこそふとしたことから気づく優しさがとても心に染みる素敵な物語でした。2025/09/03

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