出版社内容情報
20世紀のアメリカで「非暴力」を掲げて公民権運動を推進した指導者、キング牧師ことマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの生涯を描きます。生まれて初めて黒人差別に直面したキング少年の葛藤からローザ・パークス事件に端を発したバスボイコット運動、差別撤廃を求めて同胞たちと歩んだ歴史的大行進、そして非業の死までをドラマチックに紹介。歴史的人物の伝記でありながら、現代でもさらに重要度を増している「人権」を考えるテキストとしても最適です。監修は、慶應義塾大学の奥田暁代教授。アフリカ系アメリカ人の歴史と文学を専門とする研究者の指導の下、巻末の解説記事も充実させ、調べ学習の資料としても活用できます。中学校の英語教科書では、キングの有名なスピーチ「I Have a Dream」を学習。もちろん作中でもしっかり描かれています。また、社会科の教科書でも必ず名前のあがる、近現代史の最重要人物のひとりです。
【目次】
内容説明
人種による差別が行われていた20世紀のアメリカで、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは、父と同じ牧師の道へと進みながらも、社会に根付いた人種差別をなくすための運動に身を投じます。やがて運動のリーダーとなったキングは、非暴力をつらぬきながら、人種差別、さらには貧困や戦争をなくそうとする人びとと共に歩みつづけたのです。人種差別、貧困、悲惨な戦争―。社会に根付く問題をなくすため、自由と平等を信じて歩きつづけたリーダーの物語。
目次
序章 夢への行進
第1章 ぼくが黒人だから
第2章 学ぶこと 伝えること
第3章 立ちあがり 歩きだす
第4章 夢がある
第5章 声は今も
ためになる学習資料室
著者等紹介
山田せいこ[ヤマダセイコ]
漫画家・イラストレーター。プロ紙芝居師と組んでのオリジナル紙芝居創作なども手掛ける
奥田暁代[オクダアキヨ]
慶應義塾大学法学部教授・常任理事。専門はアメリカ文学、ポピュラー音楽研究。『アメリカ音楽史―ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』(講談社)で第33回サントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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