出版社内容情報
ある事件を捜査中の十津川警部に、妙な証言が舞い込む。
アメリカのシリコンバレーにある研究所へ派遣が決まった三人の若者。
彼らの共通点は、それぞれの祖父が太平洋戦争中に、爆撃機「銀河」に搭乗し
アメリカ軍の基地に特別攻撃(特攻)していたことだった。
その事実を知ったアメリカの投資ファンドから岩手県・花巻ー釜石間を走る
SL特急「銀河」の乗車招待状が届く。SL銀河に乗車すると、
思いもよらぬ不可思議な体験に巻き込まれ・・・。
三世代の時空を超えた謎を、十津川警部が解き明かせるのか?
内容説明
岩手県遠野市で男性の死体が発見され、捜査中の十津川警部は、事件に関連する話を聞く。アメリカの研究所へ派遣される三名の若い日本人の祖父らが、太平洋戦争中に爆撃機・銀河で「特攻」していたという。三人は投資ファンドからSL銀河の乗車に招待され、不可思議な体験に巻き込まれる。はたしてその理由とは?
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京都生まれ。’63年「歪んだ朝」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞。’78年に鉄道ミステリー第一作となる『寝台特急殺人事件』を発表。’81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2005年に日本ミステリー文学大賞を、’19年には「十津川警部シリーズ」で吉川英治文庫賞を受賞した。著作数は640冊を超える。2022年3月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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