夏のピルグリム

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夏のピルグリム

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  • サイズ 46判/ページ数 284p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591182239
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【第12回ポプラ社小説新人賞奨励賞受賞作!】
喪失を知った少女の再生を描く、一夏の巡礼の旅。

「わたしには夢を持つ資格はない」
必死で受験して入学した中学校には馴染めず、厳しい母親に叱られ家庭でも居場所がない。
中学一年生の夏子は日々を無気力に過ごしていた。
心の支えは、妹のチイちゃんと共にお話を創ること、
そしてチイちゃんの推しているアイドル・羽猫くんの動画を一緒に視聴すること。

しかしそんな夏子の様子を見かねた母親は、
夏子が目を背けてきた「現実」を突き付けてくる。
さらに同時期に羽猫くんが活動を休止し、
宮崎の田舎へ戻ったという情報が。

すべてを失った夏子は巡礼の旅に出る。
東京から、宮崎へ。
道中様々な大人と出逢い、時に助けられながら、
夏子は少しずつ夢を取り戻していく。


■著者プロフィール
高山環(たかやま・かん)
『夏のピルグリム』で第12回ポプラ社小説新人賞奨励賞を受賞。『ふたりの余命  余命一年の君と余命二年の僕』(宝島社文庫)でデビュー。

内容説明

中学校には馴染めず、厳しい母親に叱られ家庭でも居場所がない。夏子は日々を無気力に過ごしていた。心の支えは、妹のチイちゃんと共にお話を創ることと、チイちゃんの推しのアイドル・羽猫くんの動画を一緒に視聴すること。しかしそんな様子を見かねた母親は、夏子が目を背けてきた「現実」を突き付けてくる。さらに羽猫くんが活動を休止して―。すべてを失った夏子は、巡礼の旅に出る。喪失を知った少女の再生を描く、ひと夏の奇跡をたどる青春小説。第12回ポプラ社小説新人賞奨励賞受賞作。

著者等紹介

高山環[タカヤマカン]
『夏のピルグリム』で第12回ポプラ社小説新人賞奨励賞を受賞。『ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕』(宝島社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

112
家族の束縛とやり場のない閉塞感から逃れたいー「夢は持たない」と決めた夏子は、妹の遺志を果たす突拍子もない"巡礼(ピルグリム)の逃避行を決行する。それは文字通りの"13歳、真夏の大冒険"。様々な人と出会い、自分を縛っていたものや、見えていなかった世界を知り、夢や未来の捉え方が次第に変わっていく夏子。本作、心象を象徴する架空の冒険譚の挿入も併せて、中・高生のみならず、幅広い世代の読み手それぞれの人生の"今"に強く響くはず。単に甘やかな夢や未来だけではなく地に足着くことの厳しさや辛さも含め描いた、ナツイチ作だ。2024/08/05

シャコタンブルー

60
繊細で多感で心に葛藤を抱える中学生の夏子。その内面を映し出したような装画は孤独と不安そして青春の輝きをステンドグラスのように描き素晴らしい。巡礼というよりもロードノベルだ。旅先で出会った漫才師や屋台のラーメン店主の優しさに助けられ救われる。皆、不安を抱えながらも今を懸命に生きている。そして夢に向かって頑張っている。自分だけの世界に閉じこもり固まっていた心が次第にほぐれていく。祖母とのひと夏の体験を通じて本当に大切なものを見つけ出していく。危うくて眩しい素敵な13歳の成長物語だった。2024/08/28

papapapapal

34
大切な人を亡くした経験を持つ13歳の夏子が、親友と共に夏休みの大冒険をする物語。教室での立ち位置や親との関わり方、友だちとの距離感など、多感な中1女子の日々はただでさえ目まぐるしい。その上どんどん思わぬ方向に物語が進んでいき、驚きながらも冒険談&成長記として楽しく読了。と同時に、悪いことが起こらなくてほんと良かった〜って胸を撫で下ろした! 世の中そんなに甘くないのは知ってるけど、私自身としては、子どもたちの冒険や成長をしっかり見守れる立場でいたいと思う。2024/11/03

よっち

33
受験入学した中学校に馴染めず、厳しい母親に叱られ家庭でも居場所がない中学一年生の夏子。全てを失った夏子が東京から宮崎へ巡礼の旅に出る物語。夏子の心の支えは妹のチイちゃんの存在と、一緒に推しアイドルを応援する友人マチの存在。そんな夏子の様子を見かねた母親は背けていた現実を突きつけ、全てを失った彼女が活動休止したアイドルを追いマチと宮崎に向かう展開で、中学生の旅路には厳しいものを感じましたけど、彼女を助けてくれる大人たちもいて、大人の大変さも痛感しながら旅を通じて成長して、家族の絆を取り戻す素敵な物語でした。2024/08/07

まる子

27
第12回ポプラ社小説新人賞奨励賞受賞作。妹の千佳を亡くしてからいない千佳と話をし、罪の意識から夢を持たない事にした。中学生の夏子。学校で仲良しのマチと推しの話をしたり、お互いを支える存在の二人がこの夏、神奈川県から宮崎県への聖地巡礼が始まる⁉️中学生は大人の仲間入りだと思っていたが、この巡礼を終える頃、様々な大人が自分を助けてくれていた事を知る。まだまだ13歳、夢を持つ事は大切だ。夏子の心に巣くっていた反抗心はー。何を見つけるか、見つからないか、これも大切なことね。気づけてよかった!2024/11/12

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