出版社内容情報
ピアノを習っているミラ。ピアノは好きだけど、自分のピアノに自信がもてません。
なぜなら……お姉ちゃんがいつも細かくダメ出ししてくるから。
今日もおうちでピアノの練習をしたいと思っていたのですが、お姉ちゃんが隣に。
弾き始めたら、やっぱりダメ出し。どんどん音が小さく、気持ちもしぼんでいきます。
弾くのをやめたミラを残してお姉ちゃんがピアノの部屋を出ていったそのとき!
「あなた、ピアノがこわいの?」
と、虹色の光の中から、小さな、小さな女の子が現れたのです。
「わたしは、ピアノようせいのレミー」
レミーのアドバイスと魔法のおかげで、ミラとミラのピアノは変わっていきます。
それに天才小学生バイオリニストとの出会いで、ハラハラドキドキの体験も!
今回のテーマは、「強弱」と「気持ち」。曲を豊かに表現するには、その曲をどう感じて、どんなイメージを思い浮かべるかといった、弾き手の感受性が大切です。自信が持てない主人公に自己肯定感と縮こまった心を解き放つ自由をレミーは教えてくれます。それは、ピアノに限らず、日常生活でも大事なこと。すべての読者に勇気と元気を届ける物語です。
とりあげる音楽家はバッハ。「音楽の父」とよばれ、西洋音楽とその後の音楽家に多大な影響を与えたバッハの音楽とは、どんなものなのでしょうか? 易しく解説しています。
バイオリンとの協奏も描かれ、ピアノのみならず音楽の習い事に頑張る子どもたちに響く内容になっています。
また、コンサートの舞台裏に潜入するシーンもあるので、コンサート会場でのマナーなどもコラムで紹介しています。
内容説明
ピアノをひくのはすきなのに、おねえちゃんのダメだしにすっかりじしんをなくしてしまったミラ。ミラのびくびくしたピアノの音をききつけて、ピアノからあらわれたのは…ピアノようせいのレミー!
著者等紹介
しめのゆき[シメノユキ]
千葉県出身。出版社に勤務し、バレエ雑誌の編集者をしていた折に『ティアラちゃんのアン・ドゥ・トロワ』(新書館)ほかシリーズ全6巻を出版、のち独立。日本児童文学者協会会員。「栞」、「季節風」同人。ピアノは4歳~22歳まで、作家デビューする前にも3年ほど習う。現在は声楽をレッスン中
とこゆ[トコユ]
東京都出身。日本デザイン専門学校を卒業後、印刷会社や出版社に勤務の後、イラストレーターとしての活動を本格的に始める。かわいらしく、あたたかみのあるイラストで、書籍や雑誌、学生新聞や教材など活動の幅を広げている。児童書の単行本は本シリーズが初となる。7歳~9歳までピアノを習う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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