出版社内容情報
死が迫ったとき、あなたは
微笑むことができますか?
敗戦の破滅に追い込まれるなか、
国を憂い、家族を思い、愛する者を護るために特攻死した少年の、
短くも烈しく燃えた生涯とその時代。
著者渾身のノンフィクション。
【著者略歴】
もうり・つねゆき
作家。1933年福岡県生まれ。熊本大学法文学部卒。 NHK契約ライターを経てフリー。日本脚本家連盟、日本ペンクラブ会員。 1964年テレビドラマ脚本「十八年目の召集」で第1回久保田万太郎賞。特攻秘話を描いた小説『月光の夏』は自らの企画・脚本で映画化。テレビ・ドキュメンタリー「われら了解せず・捕鯨船第31純友丸」で地方の時代賞特別賞とギャラクシー賞、「騎馬武者現代を駆ける」は動物愛護映画コンクールで最優秀内閣総理大臣賞。ほかに文化庁芸術作品賞、民放連賞など多彩な受賞暦を持つ。
内容説明
死が迫った時、あなたは微笑むことができますか?出撃前に、子犬を抱いて微笑む荒木幸雄とその仲間の少年飛行兵たち―。敗戦間近、窮余の策として強行された特攻作戦は、多くの若者たちの命を奪った。あの戦争とは何だったのか、「特攻」の真実とは何か。彼らはどこで果てたか。著者渾身のノンフィクション。
目次
プロローグ 愛するものを護るために
第1章 子犬を抱く少年飛行兵
第2章 大空を飛びたい
第3章 空は戦火に燃えて
第4章 ああ、特攻 十七歳の春
第5章 子犬よさらば、愛しきいのち
第6章 夏のメモワール
エピローグ 平和がゆらめく、いまこそ
著者等紹介
毛利恒之[モウリツネユキ]
作家。1933年福岡県生まれ。熊本大学法文学部卒。NHK契約ライターを経てフリー。日本脚本家連盟、日本ペンクラブ会員。1964年テレビドラマ脚本「十八年目の召集」で第1回久保田万太郎賞。テレビ・ドキュメンタリー「われら予解せず・捕鯨船第31純友丸」で地方の時代賞特別賞とギャラクシー賞、「騎馬武者現代を駆ける」は動物愛護映画コンクールで最優秀内閣総理大臣賞。ほかに文化庁芸術作品賞、民放連賞など多彩な受賞歴を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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