注文に時間がかかるカフェ―たとえば「あ行」が苦手な君に

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注文に時間がかかるカフェ―たとえば「あ行」が苦手な君に

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  • サイズ 46判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591180396
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「いらっしゃいませ」、メニュー、代金。吃音でそれらが言えず、接客アルバイトを諦めていた若者がいた。人と話したいけど言葉がうまく出てこない――そんな悩みを抱えた若者たちが、奇想天外な1dayカフェを始めた。発起人は、自身も吃音症でかつて夢をあきらめていた奥村安莉沙。こんな接客があってもいい。誰もが、自分らしく社会に一歩を踏み出せるよう、斬新な試みを成功させている話題のプロジェクト。言葉をめぐる冒険、思いを伝え合う素晴らしさ、待つことの幸福。エッセイの名手・大平一枝が描く、温かな感動の物語。

目次

序章 言葉を巡る旅への離陸
一章 慣れない体
二章 変わる若者たち
三章 ルーズソックスと母
四章 注カフェ香川同行記
五章 オーストラリア、奥村安莉沙の種
終章 旅の終わり

内容説明

吃音で「いらっしゃいませ」、メニュー、代金が言えず、接客アルバイトを諦めてきた若者がいる。人と話したいけど言葉がうまく出てこない―そんな若者たちが、奇想天外な1Dayカフェを始めた。発起人は、自身も吃音症で夢に蓋をしてきた奥村安莉紗。言葉をめぐる冒険、急がない幸福。エッセイの名手・大平一枝が取材した温かな感動ノンフィクション。

目次

序章 言葉を巡る旅への離陸
1章 慣れない体
2章 変わる若者たち
3章 ルーズソックスと母
4章 注カフェ香川同行記
5章 オーストラリア、奥村安莉沙の種
終章 旅の終わり

著者等紹介

大平一枝[オオダイラカズエ]
作家・エッセイスト。長野県生まれ。市井の生活者を独自の目線で描くルポルタージュ、失くしたくないもの・コト・価値観をテーマにしたエッセイ多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

32
【2024-55】吃音者による吃音者のためのカフェに密着したドキュメント。誰にも相談できず、言葉を発する度に極度の緊張と、発した後の絶望は、嫌というほど体験してきたので、様々な感情を生みながらの読書だった。幸いにも自分は、読書会を主宰したり、リーダーとして前に出るのも苦にならないほどにはなったが、それでも電話や特定の発語にはいまだ苦しみを感じるため、全く他人事ではない。ぜひこの取り組みに、いずれ何かしらの形で関わりたいと思った。2024/04/14

ぽてち

28
どこかで聞いたようなタイトルの本。「注文に時間がかかるカフェ」とは、吃音で悩む人達のために、同じ障害の奥村安莉沙さんが始めたプロジェクトだ。本書はその活動に密着取材したノンフィクションである。カフェで働くという夢をあきらめた奥村さんだが、自らの経験から若者のために1日限定のカフェを始める。主催者が場所と資金を提供し、障害を持つ人が接客を担当する。予約制で飲食費は無料だ。参加者は接客体験を通じて自信をつけ、見違えるように変わるという。活動の詳細も興味深かったが、吃音を巡る誤解や偏見に胸が塞がる思いだった。2024/04/19

ぽけっとももんが

15
吃音のある人は100人に1人と言われている。全国の田中さんは100人に1人らしいので、知り合いの田中さんと同じくらいの人が吃音で悩んでいるということになる(もちろん悩んでいない当事者もいる)。結局のところ教師に正しい理解が必要なんだと思う。先生に真似されたとか合理的配慮がなされなかったとか、落ち着けと意味のないアドバイスされたとか、揶揄われるのを止めてくれないとか。正しい知識をこどもたちに周知するのはやはり学校で、そこから広げていかなくては。奥村さん、ご自愛ください。2024/06/29

おさと

12
「吃音」という概念を知ってから、「ああ、あの子はそうだったんだな」と気づいた。変だと思うこともなく、そういう喋り方なんだと思っていた。というのを思い出した。そして、子供は純粋、がゆえに残酷。確かに。2024/02/23

hana@笑顔満開のわくわく探索人

11
図書館でタイトルを見て、「最近自分の知人が開いたやつだ!」と即借りました。吃音当事者達がカフェのスタッフになり、お客さんとのコミュニケーションやスタッフ同士のやりとりを通してエンパワメントされていく様子がわかり、近くであったら客として行ってみたくなりました。主宰の奥村さん、すごいパワーです。2024/03/20

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