今日のかたすみ―Corner of the day

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今日のかたすみ―Corner of the day

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  • サイズ 46判/ページ数 266p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591179901
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人と暮らすって不自由で息苦しくて、でも時々たまらなく愛おしい。

塾講師として働いている遙は、友人たちとのルームシェアを解消して気落ちしていた。そこに同僚で恋人の百ちゃんがやって来る。
同棲をスタートしたふたりだが、遙は大好きなはずの百ちゃんとの暮らしに窮屈さを感じ始める。ひとりの空間や時間、娯楽を至上の楽しみとする遙に対して、「何をするかより、誰といるか」を重視する百ちゃん。価値観が根本的に異なるふたりは、少しずつ、しかし確実にすれ違っていき――。

好きなのに分かり合えない同棲カップルに、
母との喧嘩を機に別居していた父のところに転がり込んだものの、距離感に戸惑う女子中学生。
アパートの隣室に住む人懐っこいおばあさんに友人認定され、交換ノートを始めた女子大生。

暮らしの中で経験してきた悩みも、喜びも、きっとそこにある。
誰かと生きる日々のきらめきを、優しく掬い上げた5篇の連作短編集。


■著者プロフィール
川上佐都(かわかみ・さと)
1993年生まれ。神奈川県鎌倉市出身。『街に躍ねる』で第11回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞しデビュー。

内容説明

人と暮らすって不自由で息苦しくて、でも時々たまらなく愛おしい。カップル、父娘、隣人同士。5つの生活を通して、誰もが記憶のかたすみに持つ暮らしの中の悲喜交交を、優しく掬い上げた連作短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

249
人と人とが暮らす日々の営みが連れて来る感情の高まりや性格の違いが生み出す喜び・悲しみを鮮やかに描いた5つの連作短編集。本書を読んで思ったのは人間は全てがぴったりと一致する事は不可能で、どちらかが妥協して歩み寄り愛や友情の関係を維持しながら学んで行くのだなという事で性急に結論を出す事の愚かさに気づかせてもらえましたね。でも完全一致は無理なんだと認識した上で対人関係を考えるだけでも人生のプラスになるでしょう。どうしようもなくて切なくなる時もあるけれど経験を重ねて人は人生を歩むのですね。#NetGalleyJP2023/12/30

chimako

79
人はいつ大人になるのだろう。気づくと大人になっていて、あの頃の(例えば高校時代や大学生の時)友だちと会ってご飯食べたりするのも計画を立てて時間調整してやっと実現するようになる。毎日顔みてバカ騒ぎをしてたのに。ノスタルジーとは少し違うけど、あの頃には戻れない寂しさがある。けれどそれはこちら側の言い分で周りの人(例えば親とか隣人とか)にとってはあの頃のまま時間が止まっていることもある。人が人と出会い縁をもちやがて疎遠になり忘れずとも記憶のかたすみにしかいなくなる。登場人物が緩く繋がった連作短編集。少し切ない。2024/07/18

ででんでん

66
う〜ん「愛が一位」?百ちゃん、自分がお惣菜食べたくないから、遥くんにも料理を作らせる…作らざるを得ないようにもっていくっていうのは愛かな。遥くんの楽しみの時間を奪う…というか絡め取っていくのも愛なんかな。遥くん、おばちゃんは、ここから逃げたほうがいいと思うけど、やっぱり魅力に抗えないものなのか。ふたりのせめぎ合いがリアルだ。高校生と、離婚して離れていた元父との物語「毎日のグミ」や隣の部屋の老女との関わりを描いた「ピンクちゃん」もじわりと沁みてよかった。ゆるやかにつながっている登場人物たちが愛おしい。2024/04/09

星群

52
初読み作家さん。ゆるく繋がっている短編集。物事の情景の書き方が私好みの作家さんで、今後の活躍が楽しみです。隣人同士の少し歪なやり取りが微笑ましい『ピンクちゃん』がお気に入りです。2024/03/28

minami

51
連作短編集。とても好みでこちら初読み作家さんを追いかけたくなった。恋人、友人、隣人や疎遠になっていた父親との関わり合いや相手に対する気持ちの揺れが手に取るように伝わってくる。文章は落ち着いていて、日々の暮らしが面々と続く様にリアリティを感じた。好きな滝口悠生さんの作品が思い浮かんだ。カップルのそれぞれの優先順位が異なる「愛が一位」は、自分の結婚したばかりの頃を思い出した。人と暮らすのは難しい。愛があるからこそ相手の優先順位を思いやりたい。大切な人のことを心から想う彼らが愛おしい。私はモキチがいいと思った。2024/05/24

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