出版社内容情報
アップサイクル=本来は捨てられるはずの製品に新たな価値を与えて再生すること。
アップサイクルは、暮らしの中ではじめられるSDGsの第一歩。
丈、紫月、王(ワン)ちゃん、中学2年生の3人は、夏休みのグループ研究のため、紫月の姉の茜の研究スタジオに集まった。3人が研究テーマとして見つけたのが「アップサイクル」。
スタジオにあったのは、古びた大きな黒板、年代物のミシン。3人はアップサイクルの試作品として、ミシンの下部を脚に、黒板を天板にしたアップサイクル・テーブルを完成。
打ち合わせのメモも落書きもできて便利だし、そして何よりかっこいい!
「アップサイクル」のおもしろさと楽しさに気づいた3人が次に考えたのは、これを「社会とつなげること」、そして、継続して行う事業にすること。
「中学生で会社って作れるの?」
「アップサイクルで儲けるなんて、なんだか嫌」
と、またまた議論をくりかえす。
やがて、まちと自分たちの事業をつなげるサイト作成に乗り出すことに。
しかし、自分たちのやりたいことの完成形が見えてきた時、王ちゃんのタブレットからこれまで積み上げてきたデータが盗まれる事件が……!
アップサイクル×起業する中学生──「新しいこと、面白いことやろうよ!」中学生たちの熱い思いにワクワクがとまらない傑作YA!(装画:木内達朗)
内容説明
丈、紫月、王ちゃん、夏休みのグループ研究で集まった三人の目の前にあるのは、使われていない古いミシンと黒板。これをアップサイクルしたら?アップサイクルで起業をめざす中学生三人の物語。
著者等紹介
佐藤まどか[サトウマドカ]
1987年からイタリア在住の日本人作家。2006年、第22回ニッサン童話と絵本のグランプリの童話大賞受賞作『水色の足ひれ』(BL出版)でデビュー後、絵本からYAまで児童書の分野で幅広く活躍している。2020年、『アドリブ』(あすなろ書房)で第60回日本児童文学者協会賞受賞
木内達朗[キウチタツロウ]
1966年東京生まれ。ボローニャ国際絵本原画展入選。アメリカン・イラストレーション年鑑等入選。講談社出版文化賞さしえ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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