大雑把かつあやふやな怪盗の予告状―警察庁特殊例外事案専従捜査課事件ファイル

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大雑把かつあやふやな怪盗の予告状―警察庁特殊例外事案専従捜査課事件ファイル

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  • サイズ 46判/ページ数 407p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591176955
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

<内容紹介>
ミステリ小説みたいな事件なんて、現実にはそうそう起きたりしない。
殺人事件の犯人はだいたい怪しい人間だし、犯行現場の指紋を偽装するヤツなんてめったにいない。世に起きる事件の98%は一般的な事件であり、優秀な日本の警察によって早急に解決されていく。
だが、しかし。
2%はそうではない。
この平和な日本でも起きるのだ。密室殺人が。怪盗による犯行予告が。
そうしたやっかいな事件は並の警察官では歯が立たない。いわゆる「名探偵」の力が必要だが、毎回民間人に協力を仰ぐのも警察の名折れである。それならば警察組織にしてしまえばいい!
こうして生まれたのが、警察庁特殊例外事案専従捜査課――略称「特専課」――通称「探偵課」。
探偵課に所属するのは民間の名探偵たち。名探偵の例にもれず全員クセがすごい、というか全員めんどくさい。事件が起きると召集され、ずかずかと現場に現れて華麗に解決する。なお報酬は歩合制である。
そんな愉快な探偵課に配属になったのは、警察庁に入庁したばかりの新人・木島。
中途半端な密室、あやふやな予告状、見立てっぽい殺人事件。次々と巻き起こるヘンテコな事件に天を仰ぎながら、クセツヨ探偵とともに今日も立ち向かう。

<プロフィール>
1962年静岡県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。93年、『競作 五十円玉二十枚の謎』への投稿を経て翌94年、『日曜の夜は出たくない』で本格的な作家デビューを飾る。2001年、『壺中の天国』で第1回本格ミステリ大賞を受賞。『星降り山荘の殺人』で第50回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。「桜の森の七分咲きの下」で第55回日本推理作家協会賞(短編部門)候補

内容説明

ミステリ小説みたいな事件なんて、現実にはそうそう起きたりしない。世に起きる事件のほとんどは一般的な事件であり、優秀な警察によって早急に解決されていく。だが、しかし。この平和な日本でも起きるのだ。密室殺人が。怪盗による犯行予告が。そうしたやっかいな事件は並の警察官では歯が立たない。いわゆる「名探偵」の力が必要だが、毎回民間人に協力を仰ぐのも警察の名折れである。それならば警察組織にしてしまえばいい!こうして生まれたのが、警察庁特殊例外事案専従捜査課―略称「特専課」―通称「探偵課」。探偵課に所属する名探偵たちは、例にもれず全員めんどくさい。事件が起きると召集され、ずかずかと現場に現れて華麗に解決する。そんな愉快な探偵課に、警察庁に入庁したばかりの新人・木島壮介が配属されてしまい…

著者等紹介

倉知淳[クラチジュン]
1962年静岡県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。93年、『競作 五十円玉二十枚の謎』への投稿を経て翌94年、『日曜の夜は出たくない』でデビュー。2001年、『壺中の天国』で第1回本格ミステリ大賞を受賞。『星降り山荘の殺人』で第50回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。02年、「桜の森の七分咲きの下」で第55回日本推理作家協会賞(短編部門)候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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aquamarine

86
希望をもって警察庁に入庁した木島が配属されたのは、警察庁特殊例外事案専従捜査課の随伴官。ミステリ小説みたいな事件が起きた時、警察組織として民間の探偵の知恵を乞うために文字通り随伴する役割だ。設定が奇抜で探偵たちも癖が強い。中途半端な密室、大雑把な予告状、意味の分からない見立て、と事件自体がコメディのようなのに、思いがけずにきちんと本格ミステリで解かれるのが楽しかった。木島は随伴官としての仕事がないときは書類整理とかしてるみたいだけど、その時間にちゃんと警部補という役に似合う研修をさせてあげて欲しいなあ。2023/04/15

yukaring

81
ミステリ小説みたいな事件は本当に起きるのか?怪事件、難事件を専門に捜査する特別な部署、通称"探偵課"。現場の刑事の間では都市伝説のようになっているこの部署に入庁早々配属されてしまった新人の木島。ごくたまに発生する「変な知恵をつけた犯人が起こすややこしい犯罪」を解決するために揃えた名探偵は例にもれず全員面倒臭い。そんな木島とクセの強い名探偵たちが出くわす事件は「中途半端な密室」や「あやふやな予告状」「見立てっぽい殺人」と微妙な事件ばかり。キャラ強の探偵たちに笑いながら肩の力を抜いて楽しめるほんわかミステリ。2023/04/14

NADIA

80
国家公務員一種試験に合格して警察庁に入庁した木島壮介。「憧れのデスクワーク」を夢見ていたが、与えられた職務は特殊例外事案専従捜査課随伴官というものだった。「一筋縄でいかないムリ目な事件は、契約している名探偵に解決させよう」という目論見で設立されたこの部署。当然、仕事内容は「該当する事件に探偵と同行する」というもの。プロローグとエピローグに3編の短編が挟まれているが、面白いので続けてシリーズ化させてもらいたい。猫丸先輩がアルバイトとして探偵登録していて登場したら嬉しい。2023/07/20

オーウェン

68
解決不可能な事件に名探偵を使わせる探偵課が出来る。 随行員の木村が同行して事件現場に行くが、そこには個性的な探偵がいる。 名探偵と自称する勒恩寺公親がその場を解決していく。 ユーモアミステリではあるが、事件は意外と本格派。 3つの事件があり、密室と予告状と見立てがテーマ。 表題作の宝石を狙う予告状の顛末が面白い。 実は3つとも共通した括りがあるのだが、それこそ名探偵が望む完璧な事件には程遠いのだろう。2023/04/19

シャコタンブルー

66
本書は花粉症の人に最適な内容かも(笑)。花粉で頭がボーとしている状態での読書だったが、探偵が懇切丁寧に犯人の動機やトリックを解明してくれたので分かりやすかった。「怪盗の予告状」「見立て殺人」両方とも状況設定が極限的で本格ミステリ要素が満載。その上ユーモアもありとても楽しめた。名探偵の勒恩寺のキャラがユニークで他の探偵を圧倒している。だから彼が中々登場しない場面ではとても待ち遠しく感じた。どうやら続編もありそうなので、また花粉症の季節に読みたい(笑)2023/04/04

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