出版社内容情報
北のほうに小さな国がありました。そこには冬でもこおらない青い沼があり、1匹のドラゴンがすんでいました。ドラゴンは「どんな願いもかなえてくれる」と伝えられてきました。
王様はある日、ドラゴンに「火をはいてくれ」と願いに行きます。ドラゴンが火をはき、あたたかな国になれば作物は豊作になり、人々の暮らしが豊かになるだろうと。ドラゴンは王様の願い通り火をはき、国は繁栄します。しかし、王様はもっと豊かにと欲がまし、やがて国は灼熱の沙漠のような土地に。
その時、立ち上がったのが子ねこのミュー。そして、国中の子どもたち。ドラゴンに「火をはくのはやめて」と訴えにいきます。世界を変えた子どもたちの勇気の物語。作者のイメージにあるのは、グレタ・トゥンベリさん。グレタさんのような子ねこのミューの姿、ともに立ち上がる子どもたちの姿が頼もしい、希望ある未来を信じられる物語です。
内容説明
ドラゴンがはく火のせいで人びとがくらせなくなった小さな国…。子ネコのミューと子どもたちが大すきな町をまもるために立ちあがる!未来をかえた子どもたちのおはなし。
著者等紹介
上野与志[ウエノヨシ]
東京都に生まれる。中央大学文学部卒業。児童書出版社で長く編集者をつとめた後、現在は作家として絵本作りに専念する。日本児童文芸家協会理事
ヒョーゴノスケ[ヒョーゴノスケ]
広島県に生まれる。16歳のときに「週刊少年ジャンプ」(集英社)で漫画家デビュー。現在、イラストレーター、漫画家として、書籍、ゲーム、映画など、さまざまな分野で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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spatz
遠い日
刹那
遠い日
SNOOPY