出版社内容情報
迎 夏生[ムカイナツミ]
イラスト
多田 純一[タダジュンイチ]
監修
内容説明
『英雄ポロネーズ』や『小犬のワルツ』など、数かずの名曲を作曲し、「ピアノの詩人」とよばれたピアニストのショパンは、19世紀のポーランドで生まれました。故郷がロシアによって制圧され、亡命者となったショパンは、多くの人びとに支えられながら、病と戦い、優美で繊細な曲を生み出したのです。
目次
第1章 故郷ポーランド
第2章 外の世界へ
第3章 愛と別れ
第4章 ジョルジュ・サンド
第5章 終わりの時
ためになる学習資料室
著者等紹介
迎夏生[ムカイナツミ]
漫画家
多田純一[タダジュンイチ]
京都市立芸術大学・日本伝統音楽研究センター客員研究員。大阪芸術大学大学院芸術研究科博士後期課程修了、博士号(芸術文化学)を取得。専門分野はピアノ教育、音楽教育、幼児音楽、洋楽受容史、ショパン研究。日本音楽学会、日本音楽表現学会、日本音楽教育学会、音楽教育史学会、各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
27
「うわあ、王子様かよ!」と娘がキラキラしいショパンに大笑い。仲良しリストが、こっそり猛練習するエピソードに大受けしてました。こういう時期なので、ショパンがロシアという大国の脅威に苦しんでいたこと、ヨーロッパを旅することが日本から旅出でる事とはだいぶ違うことがよく理解できたようです。しかしジョルジュ・サンドの絵がかっこいい!2022/04/07
えすてい
8
ショパンが「可愛いボク」のタッチで描かれている。ジョルジュ・サンドはなかなかの美人で描かれている。他社の子供向けショパン伝記と比べると、ジョルジュ・サンドとの出会い・生活と嫉妬やすれ違いから別れにかなり力が入れられている。ところで練習曲作品10-12に関して「革命エチュード」と書かれていないのが分かりにくい。リストとの対比で標題音楽を重視したリストとその逆のショパン、二人の愛用のピアノの特徴の違いにも触れられているせいか。見返しの最晩年撮影の草創期の写真の撮影に漫画ページで触れられなかったのもやや残念。2022/02/16
スゲ子
6
祖国ポーランドへの想いとかリストとの友情とかジョルジュ・サンドとの愛と別れとかいろいろあったのに「あたたかい靴下を履かなかったせいで婚約破棄されちゃう」エピソードが1番心に残ってる…ショパンが病弱なのを心配した婚約者の母親が体質改善のために「あたたかい靴下」を履くことを婚約の条件の1つにしたんだけど、ショパンは「おしゃれじゃないよ」とか言って履かなかったがために婚約破棄されてしまったという…履きなよ!またこのマンガのショパンやたら可愛いくて普通にモコモコの靴下が似合いそうなの!2022/06/04
Eri
5
娘小4図書館。 「この前、宝塚で観たからこの本にするわー」と娘。ショパンの本なので当然なのですが、「リスト、ちょっとしか出てこなかった」と言っていました。 少しの出番でも、かなり良く描かれていると母は思ったけれどなぁ。 サンドとのこじれ方が切ない。ショパン、割と贅沢にお金を使っているなぁという印象。 登場人物が「ショパン」と呼ぶことが多くて、いや、そこはファーストネームで呼ぶでしょ?と思ってしまった。2022/08/17
三色だんご
3
長女7歳 図書館 一人読み2023/06/10