出版社内容情報
石井 志昂[イシイシコウ]
著・文・その他
内容説明
親が笑顔でいれば、子どもは自ら人生を切り開く。大事なのは、子どもも親も「自分を大切にする」こと。自身も経験者である不登校新聞編集長が、学校へ行きたくない子どもに向き合う際の具体的なアドバイスや子育てのノウハウを1冊にまとめました。教育・保育学が専門の東京大学名誉教授・汐見稔幸氏、N高を設立した角川ドワンゴ学園理事の川上量生氏との対談も収録。
目次
第1章 子どもがのびのびと育つためにできること(子どもは雑談したがっている;子どもの興味に寄り添う ほか)
第2章 子どものSOSをキャッチするためにできること(代表的な5つのSOS;「宿題が手に付かない」は気づきにくいSOS ほか)
第3章 子どもが学校に行かないときにできること(「不登校」でも、週2、3日学校へ行っている;学校に行きたくない理由は重なり合っている ほか)
第4章 子どもの将来のためにできること(あきらめることも大事;思い続けることが大切 ほか)
著者等紹介
石井志昂[イシイシコウ]
1982年、東京都生まれ。中学2年生から不登校となりフリースクールに通う。19歳から日本で唯一の不登校の専門紙である『不登校新聞』のスタッフとなり、2006年から編集長。20年からは、代表理事も務める。これまで、不登校の子どもや若者、識者ら400人以上に取材をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shiho♪
39
この本に出会えて良かった~😭ずいぶん救われました。教えてくださった、たぬこさん本当にありがとう✨ 長男がただいま絶賛不登校中。私は学校は通うのが普通だと思ってたので、息子の気持ちが理解出来なかった時期がありました(反省)。 石井氏ご自身が不登校経験者。気持ちだったり不登校になる経過、今現在の状況だったりが、長男と似ていることに驚き。今はほとんど勉強は手につかず、担任が訪ねてきても会えない長男。これは今は休息しているのだと。まずは心と体を休ませる期間。勉強はいつでもできると開き直る。←今ココ。(続く)2022/02/15
ぐっち
23
「不登校新聞」の石井さん。子供が「学校に行きたくない」と言ったら思い切って休ませる。自身の体験や取材などで説得力はある。が、実際は「あっそ、お母さん会社に行かなきゃなんだけど一人で家にいるの?」だったなあ…。親の方に余裕がなかったなあ…。2023/11/03
東原そら
18
親は将来の話をする。子供は今の話をする。 相容れない二つの関係。 それでも親は子を心配する。 親は子を信頼して待つしかないのか。 長い時間との闘い、親としての務めとはなんなのだろう。2021/09/19
はづきち
17
オーディオブック。不登校になった子どもや親を多く取材し、自身も不登校を経験した不登校新聞編集長が語る親へのアドバイス。学校に行きたくないと言い始めたら、それは心が爆発する一歩手前なので休ませてあげるべき。不登校になっても社会性は身につくし、勉強はあとからやりたいと思ったときにやればいい。命を削ってまで学校に行く必要はない。 不登校への不安を抱えている子どもや親にとっては、読むととても心が軽くなる本だと思います。この著者の視点から、学校側はどんな対応ができるのかも知りたい。2022/06/20
デコ
12
「学校に行きたくない」と子どもに言われたら「わかった」って言って良いのですね。随分気が楽になりました。著者自身不登校となり率直にその時の不安を書いていて参考になりました。N高を設立した角川ドワンゴ学園理事の川上量生氏との従来の偏差値教育にとらわれない対談も面白かったです。N高卒業の若人達を応援したい。2021/09/18