出版社内容情報
太田垣 章子[オオタガキアヤコ]
著・文・その他
内容説明
新しい生活様式の不動産で、成功と失敗の違いとは?2500件以上の不動産トラブルに立ち会った司法書士が現場で実感した、コロナ後に変えるべきこと、変えてはいけないこと。「住まい」という新しい生き方を提案する。
目次
第1章 不機嫌な隣人たち―身近なご近所トラブル
第2章 深刻さが増す在宅時代のトラブル
第3章 コロナ禍で事故物件はどうなる?―対談1 昆佑賢(アウトレット不動産株式会社代表)
第4章 コロナ時代の「家」とは
第5章 不動産ドミノ倒しはあるのか
第6章 コロナで変わる任意売却の実態―対談2 高橋愛子(NPO法人「住宅ローン問題支援ネット」代表理事)
終章 コロナ禍から見えた住宅事情
著者等紹介
太田垣章子[オオタガキアヤコ]
OAG司法書士事務所法人代表、司法書士。株式会社OAGライフサポート代表取締役。30歳で、専業主婦から乳飲み子を抱えて離婚。シングルマザーとして6年にわたる極貧生活を経て、働きながら司法書士試験に合格。登記以外に家主側の訴訟代理人として、延べ2500件以上の家賃滞納者の明け渡し訴訟手続きを受託してきた賃貸トラブル解決のパイオニア的存在。年間60回以上、計700回以上にわたって、家主および不動産管理会社向けに「賃貸トラブル対策」に関する講演も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
19
家賃滞納の明け渡しに多くかかわる司法書士の筆者。コロナが始まったころは、もともと滞納気味だった人の最後の一押しだったそうだが続くにつれて滞納していなかった人たちが滞納になることが増えてきた?今まで、賃貸の保証人を頼んだり頼まれたりしてきたが、最近は保証会社の利用が増えて楽になったなあと思っていたら、やっぱり最後は周りの人が気にかけることが大事らしい。2021/05/09
Mihoko
5
まずはオモシロイ。笑っちゃいます。 コロナ禍で不動産業界に起こっていることを知ることができる。業界!と言ってもデベロッパー側の目線ではなく賃貸借人や不動産購入者目線、保証会社や賃貸業者目線です。大家としても現状を知ることでためになります。また、これからの人生をいかに不動産と関わっていくか!コロナとともに人生を如何にいきるか!の一つのヒントにもなる。読んでよかった本でした。 2021/04/30
takao
2
ふむ2024/04/13
くらーく
2
太田垣さん、2冊目。今回も一気に読んだなあ。何だろう、この面白さは。著者の文章力なのか、仕事体験が面白いのか。よくこんなしんどい仕事を請け負うなあ。コールセンターのオペレータよりしんどそう。場合によっては、肉体的に傷つけられたりしそうだものねえ。気を付けてくださいね。 まあ、在宅でテレワークも増えたけど、何だか元に戻りそうな勢いで嫌な感じ。日本家屋、特に賃貸は作りがちゃっちいからなあ。どうして、壁も床ももっとがっちり作りこまないかねえ、ほんと。 あと、昆さんの案件は本当にすごいのばかり。いやー、すごいわ。2022/09/10
乱読家 護る会支持!
2
司法書士として住宅のさまざまなトラブルに関わっておられる著者。 コロナでニューノーマルの時代が来ると思って、新しい住まいを求められた方。 貴方の思い描くニューノーマルは、本当にノーマルになるとは限らないですよ。大きなお金を動かす不動産を購入する時は、ちゃんと人生設計してね、、、、というお話。 2021/06/22