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出版社内容情報
単位さえ落とさなきゃいいや、学校に行くのは最低限でも。
でもまあ、無難に勉強はして、普通に大学にも行って、なんとなくサラリーマンとかになって……。
家に籠ってゴロゴロしながら、そんなありきたりな未来を思い描いていた。
でも高校最後のあの春に、破天荒で天真爛漫で、そして誰よりも夢に向かって真っすぐなキミに出会い、染められてしまったんだ。
正反対のはずだった二人が出会い惹かれ合う。
恋と夢の実現という天秤で揺れる、二人の選択は――。
本当の自分自身と向き合い、うわべだらけの昨日にサヨナラを宣言し、青い春に狂い咲け!
内容説明
単位さえ落とさなきゃいいや、学校に行くのは最低限でも。でもまあ、無難に勉強はして、普通に大学にも行って、なんとなくサラリーマンとかになって…。家に籠ってゴロゴロしながら、そんなありきたりな未来を思い描いていた。でも高校最後のあの春に、破天荒で天真爛漫で、そして誰よりも夢に向かって真っすぐなキミに出会い、染められてしまったんだ。正反対のはずだった二人が出会い惹かれ合う。恋と夢の実現という天秤で揺れる、二人の選択は―。本当の自分自身と向き合い、うわべだらけの昨日にサヨナラを宣言し、青い春に狂い咲け!
著者等紹介
三月みどり[ミツキミドリ]
第14回MF文庫Jライトノベル新人賞にて佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
学校に行くのは最低限で単位さえ落とさなければいい。家に籠ってゴロゴロしながらありきたりな未来を思い描いていた高校生・桐谷翔が、破天荒で天真爛漫で誰よりも夢に向かって真っすぐな七瀬レナと出会う青春小説。トップカーストたちにも言いたいことを言うレナを見て、面倒だなと思っていた翔が目の当たりにする夢に向かって頑張り続けるレナの姿。上手く行かなくても前向きで、大切なことが何かを分かっている彼女に感化されて、翔もまた夢を見出して頑張るようになってゆく、ベタだけどそれがいいと思えるちょっぴり切なくて素敵な物語でした。2021/10/23
げんごろう
24
夢を叶える為に前向きに努力するヒロインが魅力的で、そんな彼女が放つエネルギーに主人公だけではなく、読んでるこちらまで元気をもらえた気持ちになれました。 夢は必ず叶うものでは無いけど、それに向かって全力で生きる人は眩しくて尊い。 爽やかで疾走感溢れる一冊でした。 2021/11/05
オセロ
22
これといった夢もなく、学校は卒業さえ出来れば良いと考えている桐谷翔が、天真爛漫だけどどこまでも自分の夢に真っ直ぐな七瀬レナと出会ったことをキッカケに自分探しをしていく青春物語。物語は王道ながらもレナに感化された翔が自分を変える為に努力する展開は良かったですね。ちょっぴり切ないけれど前を向こうと思えるラストにはグッとくるものがありました。2021/10/29
のれん
19
一枚絵ならぬボカロ曲をイメージして書かれた小説。 ボカロ曲はまったく知らないが、同名タイトルの曲を聴いてから一読。 根底にあるテーマは「普通」から逃げ、世間の「正しさ」に唾を吐く。薄暗い不安を抱えつつ逃げるのを止めないジュブナイルだと思う。 曲調や歌詞はポップながら暴走気味で、荒波にグイッと乗る感じがあったが、小説では勢いがなかった。 テンポは良いけど、明るい未来を信じて退屈さとグッバイするのはあまりに順風満帆。 最初から引きこもり停止、劇団員経験だったりと整えすぎなのは青春として苦みが足らない気がする。2021/10/26
ささきち
15
グッバイ宣言って存在しか知らず読む前に聞いてから読み始めて、また曲と歌詞を見てやっとこさそういう作品だったのねと音楽無学は私でも少しだけわかったかもしれん。過去色々とあり学校が楽しい場所ではなかった主人公翔だが、何も我慢せずやりたい事をやりたいようにする破天荒なヒロインレナに目をつけられ一緒に過ごすうちに彼は変わっていく。一言で表すと青春ですな〜つてくらいおっさんには眩しい作品ですよ。何も無かった彼が彼女を見て夢を持つ、彼女の方も最後のアレを見るにそんな気持ちもあったんだろうなって思うとニヤニヤしますw2021/11/30