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出版社内容情報
単位さえ落とさなきゃいいや、学校に行くのは最低限でも。
でもまあ、無難に勉強はして、普通に大学にも行って、なんとなくサラリーマンとかになって……。
家に籠ってゴロゴロしながら、そんなありきたりな未来を思い描いていた。
でも高校最後のあの春に、破天荒で天真爛漫で、そして誰よりも夢に向かって真っすぐなキミに出会い、染められてしまったんだ。
正反対のはずだった二人が出会い惹かれ合う。
恋と夢の実現という天秤で揺れる、二人の選択は――。
本当の自分自身と向き合い、うわべだらけの昨日にサヨナラを宣言し、青い春に狂い咲け!
内容説明
単位さえ落とさなきゃいいや、学校に行くのは最低限でも。でもまあ、無難に勉強はして、普通に大学にも行って、なんとなくサラリーマンとかになって…。家に籠ってゴロゴロしながら、そんなありきたりな未来を思い描いていた。でも高校最後のあの春に、破天荒で天真爛漫で、そして誰よりも夢に向かって真っすぐなキミに出会い、染められてしまったんだ。正反対のはずだった二人が出会い惹かれ合う。恋と夢の実現という天秤で揺れる、二人の選択は―。本当の自分自身と向き合い、うわべだらけの昨日にサヨナラを宣言し、青い春に狂い咲け!
著者等紹介
三月みどり[ミツキミドリ]
第14回MF文庫Jライトノベル新人賞にて佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白雪ちょこ
34
曲を知っていたので、一体どんな風になるのかと期待していたが、とても面白く読むことができた。 「引きこもりが最高!」というような歌だったので、どうなるかと思っていたが、まさか器用に引きこもるとは(笑) 新しい設定で面白かった。 未来を、夢を抱くために頑張る、青春が詰まっている。 イラストも、ふんわりとしていて可愛く、七瀬レナちゃんの、堂々としているところや強いところは、見習いたい。 4年後の未来の話に至っても、いい終わり方だった。 次回作もあるなら、気になる。2023/08/31
よっち
33
学校に行くのは最低限で単位さえ落とさなければいい。家に籠ってゴロゴロしながらありきたりな未来を思い描いていた高校生・桐谷翔が、破天荒で天真爛漫で誰よりも夢に向かって真っすぐな七瀬レナと出会う青春小説。トップカーストたちにも言いたいことを言うレナを見て、面倒だなと思っていた翔が目の当たりにする夢に向かって頑張り続けるレナの姿。上手く行かなくても前向きで、大切なことが何かを分かっている彼女に感化されて、翔もまた夢を見出して頑張るようになってゆく、ベタだけどそれがいいと思えるちょっぴり切なくて素敵な物語でした。2021/10/23
オセロ
27
これといった夢もなく、学校は卒業さえ出来れば良いと考えている桐谷翔が、天真爛漫だけどどこまでも自分の夢に真っ直ぐな七瀬レナと出会ったことをキッカケに自分探しをしていく青春物語。物語は王道ながらもレナに感化された翔が自分を変える為に努力する展開は良かったですね。ちょっぴり切ないけれど前を向こうと思えるラストにはグッとくるものがありました。2021/10/29
げんごろう
24
夢を叶える為に前向きに努力するヒロインが魅力的で、そんな彼女が放つエネルギーに主人公だけではなく、読んでるこちらまで元気をもらえた気持ちになれました。 夢は必ず叶うものでは無いけど、それに向かって全力で生きる人は眩しくて尊い。 爽やかで疾走感溢れる一冊でした。 2021/11/05
ふゆ
20
曲の意図をうまく汲み取っていました。 読んでいると「あ、ここの歌詞はこんな風に解釈したんだ……!」と感じました。 正直、「ひきこもり」をテーマにした曲なので……暗い感じで終わらないか、どんな風に終わるのか、すごく楽しみでした。 実際に読んでみると、もう……めちゃくちゃよかった!! イラストも可愛く、次回作が読みたくなる一冊でした。