出版社内容情報
2015年に国連加盟国が合意して決めたSDGs。その意味は「持続可能な開発目標」ですが、
ゴール(目標)が17個、さらにターゲット(具体的な目標)が169個と、その範囲は多岐にわたり、すべてを理解するのは簡単なことではありません。
シリーズ「SDGsのきほん」では、1巻につき1目標ずつ丁寧に解説していきます。本書では、目標11「住み続けられるまちづくりを」の内容や、災害に強いまちづくりや都市への人口集中問題についてなど、必要な基礎知識を得ることができます。
ページ数は32ページとコンパクトながら、巻頭に絵本がついていたり、さまざまなデータ資料がついていたりなど、子どもにもわかりやすく、なおかつ詳細な情報ものっているので、中身の濃い一冊です。
目次
1 「住み続けられるまちづくりを」とは?
2 世界の人口の半分以上が都市にくらす
3 都市への人口集中が起こす深刻な問題
4 スラム街をなくすために
5 わたしたちにできること
6 だからSDGs目標11
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
19
東京が世界で一番人口密度が高い都市だということに、いまさらながらに驚かされて、読み進んでいくと、あまり実感できていなかった、都市化による問題点が浮かび上がってきました。 環境の問題、格差の問題、人口集中による地方の問題と、連鎖的に様々なことに考えが拡がります。 わずかなページで、視覚的かつ簡潔に問題提起した本なので、深掘りはできませんが、当たり前のように受け入れている現状に、どれだけの問題が潜んでいるかを知り、次のステップに向かわせるような本です。2022/10/24
遠い日
6
「SDGsのきほん未来のための17の目標」シリーズ12。まちづくり。大都市に人口が集中することで起きる諸問題。多すぎる人口のために住居も仕事も手に入らず、貧困に陥る人々ができてしまう。なんと東京は世界一の人口密集地で3747万人が暮らすという。巨大都市と地方との格差が広がる一方だ。都市の発展を是としてきたこれまでの考え方を再考する時が来ている。2021/09/17
はる
2
関心はあります。しかし、やはり都市に人が集まるのは当たり前。田舎はますます住みにくい。インフラがダメになってきている。バス、鉄道廃止。2022/05/28
ムーミンまま
1
世界の都市圏人口ランキング、インドや中国を抑えて東京が、一位とは!これからはこどもたちに地元の良さや可能性を伝えていく必要性を強く感じた。2021/03/17
小魚小骨
0
目標11は「住み続けられるまちづくりを」、漠然としていて何を目指し改善すべきか分からなかった。インフラや水問題,貧困については他の目標にもあるし…。この1冊で都市集中問題であること、東京はその最たる都市であることが分かった。2023/09/18