出版社内容情報
寵愛されるより、ひきこもりたい! 自称天才作家、変わりもの妃の後宮ロマン!
内容説明
小説家を目指す娘・青楓(ただし才能は皆無)は、自分の部屋を持てて引きこもれる、という理由で後宮に入り、日々執筆にいそしんでいた。ある夜、原稿応募のために出歩いていると、突如謎の襲撃者たちに遭遇する。間一髪のところを助けてくれたのは、この国を統べる皇帝だった!創作活動でムダに蓄えた知識を買われた青楓は、執筆の平穏を条件に、後宮で起きた不審死事件の真相を掴むべく囮になることを命じられるが―。愛憎渦巻く後宮にて、変わり者妃が謎を解き明かす!
著者等紹介
田井ノエル[タイノエル]
『道後温泉 湯築屋 暖簾のむこうは神様のお宿でした』で「第6回ネット小説大賞」を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
75
新刊。面白くて一気読み!正直言えばもちろん甘さが欲しかったんだけど(笑)、青楓の確固としたブレのないキャラも、紅劉のしっかり者だけど拗れもしっかりしてて(笑)子どもっぽいところもある性格もその他脇を固める魅力的なキャラたちもみんな好き。金国キャラの読み方難易度高すぎだけど…笑 後宮事件を解決するミステリ要素もあり。青楓、能力無双過ぎ!優秀過ぎる!でも小説は本当つまらなさそうで笑える!(そこに50頁割く?的な…笑)碧蓉とのやり取りとか、声に出して笑ってしまったところも何度かありました。続編を待ちたいです!2019/12/31
よっち
49
自室に引きこもれるという理由で後宮入りし、日々執筆にいそしむ娘・青楓。謎の襲撃者たちに襲われたところを皇帝に救われ、愛憎渦巻く後宮の陰謀に巻き込まれてゆく中華風ファンタジー。皇帝から後宮の不審死事件の真相を掴むべく協力を命じられた青楓は意外と才色兼備なのに価値観がズレていて、自分を雑に扱う彼女を新鮮に感じる皇帝との距離感はこれからな感じでしたけど、個性的な上級妃嬪たちにも振り回され、複雑な想いを抱えながら事件を解決に導く青楓のありようがなかなか印象的で面白かったです。これは続巻を読んでみたいと思いました。2019/12/28
hirune
48
流行りの後宮もので軽いミステリー、貧乏貴族で身売り同然に後宮の妃の端くれに加わったけど、実は小説家として執筆して暮らしたい女性が主人公。大家も高級妃たちも宦官も官女たちもなかなかに個性的で面白いです。特に主人公の青楓は運動関係は壊滅だが、頭の回転が速いし独学型の天才で 知識は豊富だし 何をさせても優れた結果を出すが、唯一やりたい小説を書くことだけは才能がないのが皮肉で可笑しい😅楽しく読了しました☆2021/03/18
ぐっち
42
小説を書きたいがために後宮で引きこもっているヒロイン。最初はありがちだなーと思うものの、ヒロインが執筆のための博識を生かして事件を解決したり、皇帝がだんだんヒロインに執着していく過程も納得度高い。さらに、そこまでして書きたい小説がポンコツすぎて、思わずこっちまで突っ込んでしまうのも楽しい。地味なストーリーだけど、続きも出るとよいな。2019/11/16
よっしー
28
タイトルが気になって手に取りましたが…少し思っていたのとは内容が違っていたような感覚になりました。後宮に入っても、隅で大人しくしていれば好きな小説が書き放題、ついでに家族も助かる‼ そんな発想は素敵なのですが、文才が無さすぎて…居た堪れない気持ちになり、そしてどこか人とズレている感覚というのが読んでいてしんどく感じました。ただ、そんな彼女を受け入れてくれる周囲も変わり者なのかもしれませんね。2024/04/23
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