出版社内容情報
極限からの生還者たちに、「何を食べ、どのように生き抜いたか」を聞くことを通して、生きることと食べることの意味を問い直す。
内容説明
極地、戦場、絶海―あらゆる「極限」を嘗め尽くした者たちに、「何を食べ、どのように生き抜いたか」を聞くことを通して、生きることと食べることの意味を問い直す。災害やテロなど、いつ極限に陥るかも知れない私たちにとって、彼らの経験を読み、追体験することは有益なはずだ。想像を絶するサバイバル・インタビュー集が誕生!
目次
第1部 極限への挑戦(光のない世界を歩く四カ月にわたる極夜行。探検家の胃袋を満たした“ごちそう”とは?―角幡唯介;どんな極限状態でも人は食に喜びを見いだす。国境なき医師団の看護師に聞いた「紛争地の知られざる食事情」―白川優子;捕れたてのザリガニを頬張りながら、アーバンサバイバルの実践者に「自然」との付き合い方を聞いてみた―服部文祥)
第2部 極限からの生還(「吐くとわかっていても食う」船酔い地獄のマグロ船から生還するため、死ぬ気で食べた四十三日間―齊藤正明;たったひとりの生還。わずかな水とビスケットだけで太平洋を漂流した二十七日間―佐野三治;マイナス四〇℃超のシベリア。黒パンをかじりながら、祖国へ戻る希望をひたすら抱き続けた男―中島裕)
巻末インタビュー 東北、インド、サラエボ―。旅とメシを愛する作家が語る、食べること、笑うことが生きるための保障になる理由―角田光代
著者等紹介
西牟田靖[ニシムタヤスシ]
ノンフィクション作家。1970年大阪府生まれ。神戸学院大学卒業。旧日本領のその後を訪ね歩いた『僕の見た「大日本帝国」』が2005年度の新潮ドキュメント賞候補作となる。2014年の離婚をきっかけに親権問題、虚偽DV、“逆DV”、シングルマザーなど家族問題へとテーマを広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
ホークス
booklight
つちのこ
ちさと