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OJOGIWA オウジョウギワ

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  • サイズ 46判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591164426
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ネットで知り合い、練炭による自殺を画策する四人の男女。車内で炭に火がつけられた時、彼らは銃撃事件を偶然目撃する。

著者等紹介

藤崎翔[フジサキショウ]
1985年茨城県生まれ。高校卒業後、6年間お笑い芸人として活動。2014年に『神様のもう一つの顔』(のちに「神様の裏の顔」に改題)で第34回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mint☆

141
藤崎さん初読み。この表紙とタイトル。どんな話なのか想像もできず思わず手に取る。ネット掲示板で知り合った自殺志願者4人。河川敷で練炭自殺を実行中、近くで殺人事件が発生。中断して見にいくと残された車内に大金が。自殺するのをやめて大金を山分けし、かいさーん!と、序盤いきなりの展開に一気に引き込まれる。まさか想像通りの展開になるのでは?と気にしながら読み進めると…。ネタバレになるので色々書けないけどそれでこのタイトルなのね。さくっと読めて面白かった。でも読み終わっての感想。ただただ怖い!2020/03/20

よつば🍀

140
終盤で思わず「ヒエ~ッ」となるブラックユーモア満載のエンタメ小説。ネット掲示板で知り合い、練炭による自殺を画策する『オーバー・粗大ゴミ・化け猫・失敗作』のハンドルネームで呼び合う4人の男女。練炭に火が点けられた瞬間、銃撃事件を目撃してしまう。被害者のかたわらには大量の札束。それを見て、邪な気持ちが芽生えた4人は自殺を留まる事を決意する。その後、それぞれのエピソードが語られるが、軽快なテンポとドキドキな展開で先が気になり一気読み。想像していた上を行くどんでん返しと伏線回収に痛快な面白さと同時に恐怖も感じた。2020/02/21

138
簡単に人が死んでいく救いのない話かと思ったら、驚きの展開でした。読後の気分は良くないけど、面白い作品でした。2020/07/08

モルク

137
自殺サイトで知り合った四人が、いざ…というときに殺人事件を目撃してしまう。そしてそこに残された現金三千万円を持ち逃げしたものの…。その後の四人それぞれの運命はいかに…。なるほど、これ以上は書けないが、確かに題名通りだわ。結末は、モラルとしてはどうなのだろう。まあ、おもしろく読ませていただきましたけど。2020/05/17

タイ子

124
4人の自殺願望者が今や車の中で集団練炭自殺を決行というところで運の悪い事に(いや、良いことに?)殺人現場を目撃してしまう。自殺どころやないで!と近づくと死体、そして車の中から大量の札束見っけ!山分けした大金を手にいざ解散。殺人を目撃された犯人は彼らを探し追い詰め1人1人をリンチに…。いやいや、そんな単純な物語なら作家の卵でも書けるやろとか上から目線で読んでる私。何かがある、何かが。やはり売れっ子作家でなければ書けない面白さが待っていた。OJOGIWAの悪さは仕方ないよね、人間だもの。サクサク読めて笑える。2020/02/29

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